こんにちは。小野敬子です。
あなたは、ご自分の声は好きですか?
実は、8割くらいの方は、自分の声が嫌いというそうです。
なぜでしょう。
その理由の一つに、他人が聴いている声は絶対にリアルタイムで自分では聴くことができないからと言われれいます。
録音して聴いてみると、自分で聴いている声と違いすぎてギャップにびっくりしてしまうからなんだそうです。
声の印象って大きいですよね。
話している内容は覚えてないけど、キンキンした声だったなぁとか、苦しそうだったなぁとかは覚えていることってよくあります。
声が好きになれないとき、自分の中でできている声のイメージと、外へ聞こえている声が違うからなんですね。
私たちは、主観的にしか自分の声を聴けていないようです。
では、どうしたら声が好きになれるのか、声がよくなるのかというと、
一番いいのは自分の声を録音して聴いてみることです。
耳に意識を持っていくのです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240521/07/keikoonomusic/bc/e5/j/o0400026615441437358.jpg?caw=800)
朗読して録音するのも良いですが、意識的に出している声ではなく、日常で普通に出している声を録音できるとさらに良いです。
他人と話す声と独り言のときの声の違いとか、電話の時の声など数分で良いので録音してじっくり聴いてみると良いですよ。
外へ発する声は緊張していることが多いです。
例えば、コールセンターに電話をかけて何分も待ってやっと繋がった時、ちょっとイライラして硬い声かもしれません。
家のインターホンに出るとき、よそゆきの高い声かもしれません。
上司に呼ばれて説明をするとき、今にも逃げ出したい声か細いかもしれませんし、逆に武装して喉周りを固めた声かもしれません。
声は内面をそのまま映し出していることが多いですよね。
いろいろな場面で録音してみると、中にはいいなと思える声があるはずですから、その声を探しましょう。
どんな状況で、どんな気分の時に出た声なのかよく思い出して。
その外側に聞こえている自分の良い声を意識的に真似してみると、どんどんあなたの声と仲良くなれますよ。
そして、あなた自身と仲良くなっている声は、不思議と他人にスッと届きやすいのです。
もちろん、歌やプレゼンテーションのためには、ボイストレーニングで喉周りの筋肉を鍛えることはとても大切です。
でも、並行してあなた自身も耳を使ってあなたのトレーナーとなれるんですよ。
そうすると、歌うことがもっともっと大好きになります^^