働くことの意味は人それぞれと先日書きました。
また、私にとって働くことの意味は年を経るにつれて変わって来たとも書きました。
しかし、このことは、余り難しく考え過ぎるものでもありません。
毎日働いていて、楽しく働けているのか、しんどいな~と感じるのか、余り何も考えずにこんなもんだと思っているのかを感じてみるのはどうでしょうか?
取りあえず、楽しく働けている方は良しとしましょう。
今の調子で毎日を過ごして行けば良いのです。
そうでない方、特にしんどいな~と感じている方は、放置しておいても良いことはありません。
何故しんどいのか、少し考えてみませんか?
「働くなんてこんなもんだ」と分かったようなことを言うのは止めましょう。
世の中は分からないことだらけで、自分自身のこともそうです。
しんどいと思うことは決して悪いことではありません。
熱が出て病気になったら休もうと思うように、仕事をしてしんどいと思ったら、しんどい理由を見付けて改善すれば良いのです。
仕事内容のことなのか、職場環境のことなのか、仕事のやり方に関することなのか、自分の感じ方なのか、あれこれ考えたり、友人や同僚と話したりしているうちに、しんどい理由が見えて来ることもあります。
自分がしんどいのは、自分が仕事ができないから、自分の能力が低いからだと自分を責める必要はありません。
自分と合わない仕事をしているからかも知れません。
世の中には、非常に沢山の仕事があります。
技術開発が好きな方もいれば、人と接する販売の仕事が得意な方もいます。
自然と触れ合う仕事が好きな方もいれば、コンピュータと向き合い、プログラミングで色々なことを実現するのが得意な方もいます。
世の中の全員が営業をできなければいけないとか、世の中の全員がプログラミングができないといけないという考えが変だということはご理解頂けると思います。
今やっている仕事は、たまたまご縁があってやっているだけであって、あなたに合った仕事ではない可能性もあるのです。
また、やっている仕事は嫌ではないけれど、上司や同僚とうまく付き合えていないからしんどいのかも知れません。
ですから、しんどさを感じながら仕事をしているとしたら、そもそもその仕事に合っていない、職場環境が合っていないという可能性もあります。
そのことを認めるだけで、随分楽になります。
あなたの能力がないとか、劣っているとかいうことではないのです。
あなたは過去も現在も、一所懸命やっているし、これからもそうです。
しかし、色々な理由で活き活き働けないことはあるのです。
そのことを良く知って下さい。
そこから次の一歩が始まります。