個人的なつながり | 働きがいコンサルタント 仲井圭二の日記

働きがいコンサルタント 仲井圭二の日記

働くことを楽しくすれば、生活の質は確実に向上し、幸せな人生が実現できます。長年企業で働き、キャリアコンサルタント、コーチ、講師、整理収納アドバイザー、著者として活動している私がお手伝いします。

●個人的なつながり

 個人的なつながりは、仕事関係よりも自由度が高いので、本当につながりたいと思う人とだけつながれば良いのです。友達との関係も、長年の間には変化します。とても仲が良かった相手でも、共通の経験や、共有する時間がなくなると疎遠になることがあります。また、一旦疎遠になっても、何らかのきっかけで再開して、また付き合いが復活することもあります。要は余り決め付けないで、その時その時で、心地良いと思えるような相手と接すれば良いのです。

 

 会合や飲み会に誘われた場合も、行きたいなという気持ちが半分以上ない場合は、何となく出席するということは止めた方が良いでしょう。また一旦参加すると連絡した後でも、気がすすまないなと思ったら、取りやめれば良いのです。仕事が入ったでも、最近ちょっと体調が悪いでも構いません。相手を不快にしない言い訳なら、何でも良いのです。参加した後も、面白くないと感じたら、適当な言い訳をして中座するのもありです。いずれも、自分自身を良い状態に保つための工夫です。支払ったお金がもったいないという気持ちもあるかも知れませんが、これから自分の身を居心地の悪い環境に置いて、1~2時間辛抱するよりはよほど健康的です。

 

 しんどい、面白くないのに我慢して参加してしまうと、疲れたり、それがその人達や自分に対する怒りに変わったりすることもあります。心理カウンセラーの石原加受子さんは、『「しつこい怒り」が消えてなくなる本』(すばる舎)の中で、怒りとは自分を大切にしなかったことから生じると言っています。誘いを断ったり、約束を取り消したりすることは、一見付き合いの悪い冷たい人という印象を与えるかも知れませんが、自分と相手を大切にしている行為なのです。

 

 日本には年賀状という習慣があります。私も若い頃は年賀状を受け取ることを楽しみにしていましたが、これも時代の流れでしょうか、近年数を抑えるようにしています。私には息子が2人いますが、彼らは年賀状を一切出しません。従来は、正月には年賀状を出すものという考えが常識だったのです。以前にお世話になった方とは、今後お会いすることもないであろうということが分かっていても、年賀状だけは続いているという関係も珍しくありません。しかし、これからは、年賀状も、本当に出したいという方だけで良いのではないでしょうか? 高齢を理由に年賀状を今年限りでやめますという方も増えています。選択肢が増えている世の中ですが、年賀状もお正月に必須のものではなくなって来たということですね。