働き方に関する本を書いています。
2021年4月頃、電子書籍+オンデマンド(紙の本)で出版予定です。
ここでは、その内容の一部、関連する内容についてご紹介して行きます。
●言葉が自分を作る、人生を作る
日々生きて行く上で、私達が使う言葉は大変重要です。皆さんも、次の言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか? 日本ではマザー・テレサの言った言葉と言われることが多いようですが、世界的には、トーマス・リコーナやブッダなど、色々な説があるようです。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
誰が言ったかはともかく、思考⇒言葉⇒行動⇒習慣⇒性格⇒運命 というつながりで、普段考えていることや発する言葉が自分の人生の行先まで決めてしまうのです。口癖といいますが、ものごとを肯定的に表現するか否定的に表現するかは、人によって違います。何かいいことがあったときに、「良かった。頑張ったかいがあった!」と素直に喜ぶか、「まあ今回はたまたまだ。次回は失敗するかも」と否定的な言い方をするかは、その人その人の習慣になっているように思いませんか? だとすれば、肯定的に考えてそれを習慣化し、自分の性格と運命まで良いものにできたら、その方がいいですよね。
将来に対して心配ばかり口にしたりしていると、その人自身が悪いことを招き入れ、心配な状態が実現したのを見て安心するというおかしな展開になるのです。「ほらね、私が心配した通りになったでしょ」と言って微笑んだりすると、ちょっとしたサスペンスものですね。
良いことも悪いことも、考えたり、口に出したりを続けていると、それがその人の人生そのものになってしまいます。だとすれば、良いことを考え、良い言葉を口にしたいものです。否定的な言葉を発したり、他人の悪口を言ったりというのは、一時的な気晴らしや、一人で憂さ晴らしするときは構いませんが、何人かで一緒になって盛り上がるのはどうかと思います。話が終わって一人になったとき、空しい気持ちが襲って来るのではないでしょうか?
言葉が自分を、人生を作るのですから、素敵な人生を生きるために、素敵なことを考えて素敵な言葉を発しましょう。脳は自分と他人の区別ができないと言いますから、他人をほめれば自己肯定につながるし、他人の悪口ばかり言っていると、自己否定につながります。人生の大きな川をゆったり流れて行くには、大抵のことを肯定し、好意的に受け止めて行くのが一番です。