今日は、本の内容とは直接関係がないお話をします。
今の世の中は、科学技術が発達し、色々なことができるようになって来ました。
私が子供の頃にはなかったものが、今は沢山あります。
良く考えたらこれは非常に驚くべきことですが、今の若い人達には当たり前のことでしょう。
しかし、今の若い人達が、40代、50代になったときには、さらに新しいことができるようになっているでしょう。
このような世の中に生きていると、人間は何でもできる、何でも分かっていると思いがちですが、必ずしもそうではありません。
自然や生物、宇宙についても、分からないことだらけです。
その証拠に、今我々はコロナ禍に見舞われていて、非常に困難な状況にあります。
私達がやっている仕事にも、これが正解というものはなく、課題ばかりがどんどん増えて行きます。
いくらICTやAIが発達しても、人間同士のコミュニケーションの不足によって、関係がうまく行かないといったことはなくならないでしょう。
世の中には、分からないことが山積みなのです。
しかし、子供達が学校で学ぶのは分かっていることばかり。
私達大人は、「分からないことが沢山ある」ということを自分自身が認識するとともに、子供達にも伝えるべきだと思います。
分からないことが多いからこそ、世の中の大きな流れを見ながら、自分が何をしたいのか、何ができるのかをじっくり考えて行くことが大切なのです。
私も気づいたら59歳。
一生の終わりを迎えるときに、あんなことをやったな、あの人と会えて楽しかった、あそこに行ってこんなことがあったと、楽しく振り返りながら懐かしむことができるよう、そのネタをこれからも増やして行く積もりです。