自分の舞台に拍手を送る | 働きがいコンサルタント 仲井圭二の日記

働きがいコンサルタント 仲井圭二の日記

働くことを楽しくすれば、生活の質は確実に向上し、幸せな人生が実現できます。長年企業で働き、キャリアコンサルタント、コーチ、講師、整理収納アドバイザー、著者として活動している私がお手伝いします。

 働き方に関する本を書いています。

 

 2021年4月頃、電子書籍+オンデマンド(紙の本)で出版予定です。

 

 ここでは、その内容の一部、関連する内容についてご紹介して行きます。

 

●自分の舞台に拍手を送る

 自分の将来について余り計画的に考え過ぎても仕方がないということは既に述べました。一方で、幸運をつかみ取るために、普段から準備しておくことが大事だということも述べました。でもそんなことばかり考えていたら、ずっと緊張してしてしまいます。やるべき準備、これまでやったことのない挑戦、それは必要ですが、やるべきことをやったら、あとは自分のことを遠くから眺めているような余裕も持ちたいものです。

 

 例えば、自分の人生、日々やっていることを芝居の舞台のように見るのです。皆さんは役者、しかも主役ですが、もう一人の自分がいて、二階席あたりで、舞台を遠くから眺めています。よく頑張ってるな~、もう少し力を抜いてもいいのにな~などぼんやり考えて、幕の内弁当でも食べながら自分の舞台を眺めています。そして、これはいいなと思う台詞が決まったときには惜しみなく拍手します。

 

 人生を舞台と考えると、もう一ついいことがあります。今日のできは今一つだったなと思ったら、うまく行かなかったところを練習して次の舞台に備えれば良いのです。失敗したなと思ったら、完成に向けて練習を積んでいるところだと思えば良いのです。回数を重ねる毎に、段々良い舞台に仕上がって行くはずです。

 

 舞台には始まりと終わりがあります。一回の舞台は2~3時間程度です。どんなに素晴らしい舞台でも、どんなに悲しい物語でも、予定の時間が経つと終わってしまいます。劇場の中で、喜んだり、悲しくて涙を流したりした観客も、劇場を出ればまた別の世界で時間を過ごします。

 

 人生も同じです。良いことも悪いことも、ずっと続く訳ではありません。風向きが変われば、色々なことが変わります。今何かに悩んでいる人は、1年後も同じことに悩んでいるでしょうか? よくわからないですよね。では質問を変えます。あなたは1年前に何に悩んでいましたか? そしてそれは今も続いていますか? 恐らく、1年前に何に悩んでいたかを思い出すことは難しいでしょう。人生は流れています。その流れに、素直に乗ってみるのもいいかも知れません。