「初めての女」観てきました | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 「初めての女」観てきました。不勉強で、俳人・瀧井孝作と言う人も、その人の生誕130年と言うことも知りませんでした。この時代の世界観がとても良く表されていたと思います。美術や、衣装など、大変だっと思いました。その分物語に深みが増して、説得力もあり良かったと思いました。なかなか時代物を単館系の映画で撮影するのは費用もかかり大変だと思います。
この映画を観て、いつの時代も結局は人との出会いと別れによって、人生は変わっていく、だからこそどんな人と出会うのか?!それはその人にとって、いつでも最初の人であるからこそ、大きな意味を持つのだと感じました。
 アフタートークで、撮影時の黒話を聞き、出演者の方々のこの映画に対する思いがものすごく伝わってきました。役者として、こうした映画に対する姿勢を拝聴すると、自分も頑張らなければ、と思います。アフタートーク、聞けて良かったです。
 《概要》
 俳人・瀧井孝作生誕130年記念作。若かりし頃の瀧井孝作が経験する俳句仲間との青春、初めての恋を通して青年が人間として成長していく様を描くドラマ。監督は小平哲兵。出演は高橋雄祐、芋生悠、三輪晴香ほか。
 《ストーリー》
 明治末期。北アルプスの山々に囲まれた地で育った青年・瀧井孝作(高橋雄祐)は、父親の事業が失敗し丁稚奉公に出され、窮屈な日々を過ごしていた。幼い頃に兄や母も亡くし、寂しい孝作の拠り所は俳句に没頭することだった。そんなある日、孝作は西洋料理屋の女中・玉(芋生悠)と出会う。美しい年上の女性の魅力に惹かれていくなか、「堤長き 並松月夜 涼み行く」と、心からの玉への気持ちを句にしたためる孝作。だが玉との距離が縮まったと思いながらも、孝作は玉の言動や噂から次第に不信が募り始める。そんな折、玉と訪れた店で三味線芸者の鶴昇=加藤菊(三輪晴香)と出会う。鶴昇の端麗でどこか悲しげな姿に心奪われ、玉が孝作の元から去った後、孝作は鶴昇にのめり込む。今までにない感情に翻弄される孝作は次第に俳句からも遠ざかってしまうのだった……。