「ムカイ先生の歩いた道」観てきました。 | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 「ムカイ先生の歩いた道」観てきました。僕が客演で小劇場に出演した2回目の舞台で、大変お世話になりました菅野園子さん主演の舞台です。

 この舞台を観て、ああ、本当に人生いろいろあるんだなぁ、と思いました。そしてそれはその時々でなく、一つ一つの積み重ねなので、全てが繋がっているんだなぁ。あの時のあれがあったから、今の自分がいる、みたいな。劇中で、「人生に逃げたら、その逃げた場所が、次に逃げる場所を探す場所になってしまう」みたいな台詞がありましたが、結局人生は自分で決めて、自分で切り開いていかなと、「それでも幸せな人生だった」と言って死ねないような気がしました。
 いろいろな事を思い出し、考えながら帰ってきました。
 《ストーリー》
 今夜は作家ムカイチズコの80歳になる誕生パーティー。
そこでチズコは人生の最高傑作を発表するという。
 しかし最近少し様子がおかしいチズコは、朝は誰とも口をきかず、
 フラリとどこかへ出かけてしまう。そこへチズコの古い知り合いが訪れる。終始物腰が低く、どこかチズコと会うことに躊躇いを見せるが、不在を知ると近所を探してみると出て行く。するとすれ違いにチズコが帰宅する。先ほどとはうって変わって上機嫌。そして外に向かって手招きすると、見知らぬ男が家に入ってくる。戸惑う家族を余所に、チズコは過去の記憶を辿りはじめる――