「霧の淵」観てきました。 | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 「霧の淵」観てきました。不思議な映画でしたね。とてもゆったりとして、時間の流れがゆっくりとしているのですが、おおらかと言うよりは、もの悲しい感じのする、でも押し付けられるのでなく染み込んでくる、そんな映画でした。高齢化や、過疎化の問題も含めて村の在り方、人間の住処?!生活の在り方、そして自然、といろいろと考えさせられることを含んだ映画でした。
 「ずっと見慣れた風景」「ここで働いてきたから、他には行けない」などの台詞は時代に置いてきぼりになった人のつぶやきのように聞こえました。生きているから、永遠なんてないんだなぁ。。。。
 美しい景色が沢山に観れて深呼吸をしたくなる映画でした。☺️✌️
『概要』
 京都芸術大卒業制作作品「ROLL」でなら国際映画祭2020 NARA-wave観客賞を受賞した村瀬大智監督が、同映画祭の映画製作プロジェクトNARAtive(ナラティブ)2022にて手がけた人間ドラマ。老舗旅館を営む家に生まれたイヒカ。ある日祖父が姿を消してしまい……。主人公のイヒカをオーディションで抜擢された奈良県出身の三宅朱莉が、イヒカの母・咲を「喜劇 愛妻物語」の水川あさみが、イヒカの父・良治を「ケイコ 目を澄ませて」の三浦誠己が、イヒカの祖父・シゲを「みとりし」をはじめ数々の作品に出演する堀田眞三が演じる。なら国際映画祭2022にてプレミア上映。
《ストーリー》
 12歳のイヒカ(三宅朱莉)は、奈良県南東部の山々に囲まれ、かつては商店や旅館が連なり登山客などで賑わったある集落で代々旅館を営む家に生まれた。数年前から父・良治(三浦誠己)とは別居。母・咲(水川あさみ)は良治の父・シゲ(堀田眞三)と旅館を切り盛りしていた。そんなある日、シゲが姿を消してしまう。旅館に存続の危機が迫る中、イヒカたち家族は変化の時を迎える。