『ながい坂』観てきました。 | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 「ながい坂」観てきました。3時間越えの長い芝居でした。でも、面白かったです。

山本周五郎のテーマ、「どう生きたか、ではなく  どう生きようとしたか」 が、とても心に響きました。
 そういった志を持った人が、今の日本にどれだけいるのかと、今の政治の状態を見ていると、つくづく思ってしまいます。
 先日観た「山田方谷物語」の山田方谷氏しかり、昔は偉人と言われるような凄い人がたくさんいたが、今はの時代、なかなかすっと、名前が出てくるような人がいないのが悲しい。
自分は、自分の家族、友達の事も大切だが、もっと大きく広い視野で日本国や世界に目を向けた人物が出てきて欲しいものである。
《脚色・演出:平石耕一氏のコメント》
 まさにながい坂であった。
原作を始めて読んだのは、何十年前だろうか。三十年は経っていると思う。いつか、いつかきっと舞台化して見せると心に誓った。何度読んだことだろう。
 手元にある文庫本は、五代目以上のはずだ。何度も読み返すうちに、ボロボロになってしまったのだ。だが、なかなか書く事が出来なかった。
やっと書こうと決心したのは、講談と言う思い付きが、私に訪れたからである。それは、東京新聞の埼玉版の催し欄が目に入ったからである。
そこには、毎月八日に川越の連馨寺境内で「辻講釈」が開けれると、あった。私はすぐさまそこに載っている連絡先に電話した。
そして、宝井琴梅師匠自ら出演して下さることになったのである。
それが、舞台「ながい坂」の始まりであった。