先日の3連休の最終日に大笠山に登ってきました。
大笠山は世界遺産の五箇山の近くにあります。
かなり急登の続くハードな山です。
北陸の健脚で有名な登山者の皆さんからもトレーニングに適した山との評判が高いです。
私は036さんから教えてもらいました。
036さんも凄い健脚で剱岳早月尾根を何度も日帰りされています。
一度なんかスキーを担いで剱岳のてっぺんに登ってそこから滑り降りてるんですよ。
興味のある方はその記事をご紹介しますのでどうぞご覧下さい。
さて前日の16日の夕方、自宅から下道で約1時間走って五箇山へ。
五箇山には相倉と菅沼の二つの合掌造り集落があります。
そして県境を越えて岐阜県に入れば白川郷です。
この三つの地区で一つだけしか行けないのなら私は相倉地区をおすすします。
大笠山も自宅からは近いのですがせっかくなので前日に五箇山の「道の駅 上平 ささら館」の「旬菜工房 いわな」に寄って一杯やることにしました。
大笠山に登るときはいつもこのパターンです。
下の画像の右手前はイワナの刺身です。
くどくど書きませんがレベルはそこそこ高いです。
もちろんその日のネタによりますが。
イワナの握り
ごちそうさまでした。 いいお店です。
でもわざわざ遠いところを来るほどでもありません。
でも道の駅にこんな店があるのか!という意味では驚きの店です。
さて五箇山の夜も明けて翌日の7月17日(月・祝)
4:27出発
5:02 登山口
出だしの吊り橋&鉄梯子
ロープ場
向こうにブナオ峠から大笠山につながる稜線。
林道崩落でもうあの稜線を歩くことは普通の体力の登山者は無理になりました。
7:06 学生さんのグループが降りてきました。
すれ違ってから振り向いて撮ってます。
彼らは前日に大笠山から笈ヶ岳(おいずるがたけ)へ藪こぎしてピストン、
前夜は大笠山山頂近くの避難小屋に泊まったそうです。
なかなかやりますね。
田中陽希もグレートトラバースで大笠山から笈ヶ岳への藪こぎをしたとき「もう二度と来たくない」と言ったとか。
若いって素晴らしいですね。
「どこの学校?」と訊いたら「慶応です」とのこと。
「おじさんもウン十年前に文学部を受けて落ちたよ」なんてことは言いませんでしたが。
ありゃ~
アサギマダラじゃありませんか。
2000km 頑張ってくれ
JJIも頑張ってる
笈ヶ岳っぽい。
ひょっとしてその向うにちらりと見えるのは白山?
突然岩場です。
気分が変わってちょっぴり嬉しい。
岩場を登ったところがアカモノの頂
笈ヶ岳がしっかりと見えました。
目指す大笠山。
そして右側は金沢市最高峰の奈良岳?
9:52 旧避難小屋跡
あと1km
最後のロープ場。
この階段もキツイ。
基本的にとんでもなく急勾配とアップダウンが続く山です。
10:56 山頂手前の奈良岳分岐に到着。
右を向けば奈良岳方面。
画像中央やや右の山でいいんですよね?
間違ってたらご指摘下さい。
奈良岳はいつか必ず登りたい山です。
ブナオ峠からは行けなくなったので
(林道の修復工事は期待できないですよね…)
私の体力では大笠山から避難小屋一泊の作戦しかありません。
奈良岳分岐の標識
あと3kmだそうです。熊が怖いです。
避難小屋。いつか泊まることになるのか?
大笠山の山頂に向けて最後の数分間。
ビクトリーロードなんて感じはありません。
どちらかというといつも敗北感?
11:04 山頂です。
向うに見える笈ヶ岳は日本二百名山、
ここ大笠山は日本三百名山です。
どちらも深田久弥の日本百名山のあと書きに出てきます。
反対側の北方向は奈良岳方面。
画像左奥が金沢市です。
11:37 下山開始
この尾根を戻っていきます。
12:02 旧避難小屋跡
12:51 アカモノの頂 通過
あのP1522を越えていきます。
13:23 帰りはP1522の三角点に寄ってみました。
13:58 P1336通過
ここからは大したアップダウンもなく下りだけです。
ただしすごく急勾配。
突然ですが往復10時間を切りたいなんて思い始めました。
過去2回は11時間かかってます。
10時間切るためには15:02に登山口到着が求められます。
あと1時間04分 距離は2kmちょい。
普通なら行けそうな感じですがここから登山口まで標高差760m。
この数字は大きいです。
とりあえずトライしてみます。
なんか元気出てきたぞ!(笑)
こんな道を小走りで。
14:51 桂湖が見えました。
残された時間はあと11分。
最後の登り返しで集中力が切れました。
どっと疲れが出てきました。
15:07 最初の鉄梯子。すでにタイムオーバー。
下に吊り橋が見えてます。
15:11 鉄梯子あと2つ。
ここでなんか吹っ切れて座り込んでザックを下ろして残った水をガブ飲み。
15:15 登山口に帰還。
往復10時間13分でした。
一般的には遅いけど個人的には前回より速かったのでなんか手応えは感じてます。
帰りに法林寺温泉に寄ってリラックス。
またいつか登りに来ます。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
よろしければご覧下さい。