奥入瀬渓流の記事 から続きます。
8月12日の夜に奥入瀬渓流から岩木山の登山口のある岩木山神社へ移動。
山の「岩木山」は「いわきさん」と読み、神社の「岩木山神社」は「いわきやまじんじゃ」と読みます。
先日まで私も混乱していました。
岩木山神社の鳥居の前が駐車場になっています。トイレもあります。
昼間は参拝客の車でいっぱいになるようですしアイスクリームの売店も設営されますので
グーグルマップの衛星写真などを参考にして鳥居から離して駐めました。
朝起きてすぐ隣に青森ナンバーの車が停まったので 「この位置でいいんだな」 と安心。
トイレで顔を洗っていると軽トラのお父さんがやってきて気さくに話しかけてくれました。
今からとうもろこしを採りに行くんだとか。
天気が良ければこの鳥居の背後に岩木山が見えるはずなんですけど…
帽子をとって鳥居をくぐって真っ直ぐに進みます。
桜門の階段上の柱の陰に逆立ちした狛犬が。
逆立ちした狛犬は恋愛運アップ、普通に立ってる狛犬は金運アップのご利益があるそうです。
ここの左に登山口~奥宮への道があります。
説明にちょうどいい動画がYouTubeにありました。
開始16秒~21秒のところで上の狛犬が少しだけ登場します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/32/64/j/o1024068214445882470.jpg?caw=800)
霊峰岩木山、百沢登山道の説明です。
他に津軽岩木スカイラインで8合目まで車で登って、
こちらなら家族連れでも手軽に登れていいですね。
6:08 出発です。
山頂まで4時間15分と書いてあります。 この日は4時間半でした。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/d5/59/j/o1024068214445882478.jpg?caw=800)
小さい秋?
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/1b/02/j/o1024068214445882483.jpg?caw=800)
「神苑桜ヶ丘」 通称 「桜林公園」 地元では花見の名所とのことです。
この日はテントが2張り。 清々しいですねー! 真っ直ぐに通過していきます。
こんな嬉しいプロローグがあるなんて。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/cd/50/j/o1024068214445882486.jpg?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/5e/68/j/o0426064014445882490.jpg?caw=800)
熊に注意の貼り紙です。
以前の記事に書きましたが今回の旅は新しいザックを
ちょっと心配ですがでも滅多なことはないかと。
しかしこの熊さんの面構え、どう見てもヒグマですよね~?
さすがに青森県だとツキノワグマではなくてヒグマなんでしょうか?
この山にヒグマがいるんだったら怖すぎてこれ以上進めないですよ~
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/336.gif)
スキー場の横を歩いて登っていきます。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/22/8e/j/o1024068214445882493.jpg?caw=800)
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/76/b5/j/o0426064014445882498.jpg?caw=800)
スキー場エリアから離れました。
こんな感じの道をのんびりと登っていきます。
カラスの休場?
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/fb/7a/j/o1024068214445882503.jpg?caw=800)
鼻コクリ?
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/07/89/j/o0426064014445882509.jpg?caw=800)
鼻をこすりつけるほどの急な坂という意味らしいです。
胸突き坂とか胸突き八丁よりすごい表現ですね。
胸突きというのは自分の膝が胸に付くほどの急な坂という意味です。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/17/a1/j/o0426064014445882516.jpg?caw=800)
この画像からはあまり急斜面らしさは伝わってきませんね。
いつも登りの急斜面の撮り方がヘタです。
どのようにして撮ればいいんですかね。
青いバンダナのお父さんに抜かされました。
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/36/d3/j/o0426064014445882520.jpg?caw=800)
上着なしでした。
熊鈴をぶら下げていらっしゃったので
「この山は熊が出るんですか?」 と聞いたら
「出る。先日も鳥海山のほうに歩いて行くのを見た」 とのこと。
「鳥海山は明日登る予定なんですが?」
と、私が言いますと お父さんは 「???」
…なんか話が噛み合いません。
そこで気が付きました。
秋田・山形県境の鳥海山ではありませんでした。
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/c1/be/j/o0426064014445882523.jpg?caw=800)
男性の二人連れが追い越していきました。
こんなふうに軽やかに歩きたいなぁ。
焼止まりヒュッテで少し休憩。
![イメージ 18](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/b2/6f/j/o0426064014445882528.jpg?caw=800)
中には先ほどの男性二人組が。
途中で追い抜いたソロの男性も遅れてやってきました。
青森ご出身で金沢大学卒業とのこと。
へぇ~、私金沢からやってきたんですよ。
狭くて急なところが結構あります。
![イメージ 19](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/26/a3/j/o0426064014445882532.jpg?caw=800)
足を滑らせたらちょっとヤバイところです。
下山時にもここで写真を撮ってました。
![イメージ 20](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/83/db/j/o1024068214445882541.jpg?caw=800)
銀杖清水で水を補給。 (振り向いて撮ってます)
![イメージ 21](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/0c/de/j/o1024068214445882544.jpg?caw=800)
![イメージ 22](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/17/fb/j/o0426064014445882547.jpg?caw=800)
今度は白いバンダナの若者に抜かされました。
この方も上半身裸です。
さすが霊峰岩木山、という雰囲気です。
少し晴れてきました。 鳥海山が見えてきました。\(^o^)/
![イメージ 24](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/c2/a7/j/o0426064014445882558.jpg?caw=800)
青いバンダナのお父さんとすれ違います。
もう山頂から降りてこられたんですね。
軽く挨拶を交わします。
私と同年代だと思いますがなんかエネルギーを感じます。
山頂まであと40分、種蒔苗代です。 小さな池です。
昔神様が稲の種を蒔いて苗代として使っていたらしいです。
![イメージ 25](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/2c/26/j/o1024068214445882568.jpg?caw=800)
種蒔苗代の奥の斜面を登っていくと鳳鳴ヒュッテ。
昭和39年の冬に高校生4人が猛吹雪で遭難。その悲劇を繰り返さぬために
岩木町が全国からの寄付をもとに建設したとの銘板が掲げられていました。
![イメージ 26](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/d9/a5/j/o1024068214445882576.jpg?caw=800)
山頂までの岩場を登っていきます。
![イメージ 27](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/f0/94/j/o0426064014445882579.jpg?caw=800)
少し前に白いバンダナの若者が降りていきました。
小さい子どもを連れた白人の夫婦が 「 WILD!」 とか
「STRONG!」 とか ささやいていましたよ。
しかし登山者の数が急に増えたような??
あっそうか、車で津軽岩木スカイラインから来た人たちですね。
岩木山の頂上に到着~!
![イメージ 28](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/b6/54/j/o1024068214445882584.jpg?caw=800)
ガスで展望がありません。 しばらく散策してから下山。
![イメージ 29](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/b7/a6/j/o1024068214445882587.jpg?caw=800)
あそこからさらにリフトで9合目まで上がれるみたいです。
赤い屋根はさっきの鳳鳴ヒュッテです。
ヒュッテの向こうの岩肌は古い噴火口でしょうか。
![イメージ 30](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/d6/2e/j/o1280085314445882592.jpg?caw=800)
9合目まで降りて鳥海山のほうへ行ってみました。 登れないかな? と。
![イメージ 31](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/a6/8f/j/o1280085314445882597.jpg?caw=800)
高校生4人の慰霊碑とお地蔵様があって行き止まりでした。
横の方に回ってみましたが登るのは危険みたいです。
![イメージ 32](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/23/25/j/o0426064014445882601.jpg?caw=800)
山頂周辺の楽しい散策も終わり下山します。 岩木山神社のほうへ戻ります。
また人がいなくなりました。 みんなリフトの方に帰っていきます。
![イメージ 33](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/01/e2/j/o1024068214445882606.jpg?caw=800)
![イメージ 34](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/1a/ca/j/o0426064014445882616.jpg?caw=800)
往路でも撮影していた場所に来ました。
滑るとちょっとヤバイところです。
写真撮ってると沢の対岸から 「コワイィ~」 と、か細い声が。
驚いてそちらを見ると欧米系の山ガールが。
そこは登山道じゃないよー!
渡渉点を見逃してそのまま右岸を進んだんですね。
私も降りて沢を渡るとしばらくして降りてきて正しい道を登っていったのでひと安心。
白いバンダナの若者がまた登ってきました。
![イメージ 35](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/58/ef/j/o0426064014445882620.jpg?caw=800)
「2回目ですか?
![目](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
控えめに 「はい」 と答えてくれました。
精悍でなかなかの好青年。 元気をもらいました。
登っていく背中をパチリ。
無心になって降りていると…
熊だ! 驚いて立ち止まりました。
![イメージ 36](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/e4/26/j/o1024068214445882624.jpg?caw=800)
![イメージ 37](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/53/bf/j/o1024068214445882629.jpg?caw=800)
熊ではなくて倒木でした。 いやぁ、焦ったわ。
スキー場まで降りてきましたよ~♪
![イメージ 38](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/77/d8/j/o1024068214445882633.jpg?caw=800)
桜の公園まで降りてきましたよ~♪
![イメージ 39](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/88/01/j/o1024068214445882639.jpg?caw=800)
もうすぐ岩木山神社の登山口です。
![イメージ 40](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/a1/9c/j/o1024068214445882645.jpg?caw=800)
なんか厳かな雰囲気です。
もう少ししっかりと時間を取ってお参りすればよかったです。
![イメージ 41](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/bb/c9/j/o1024068214445882649.jpg?caw=800)
往復8時間で東北の日本百名山の2座目、岩木山の登山を終えました。
このあとすぐ近くの百沢温泉へ。 昭和の雰囲気たっぷりの建物やロビー。
お風呂はこんな感じです。
![イメージ 42](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/16/54/j/o1024057614445882653.jpg?caw=800)
泉質 : 含重炭酸土類 弱食塩泉 … とのこと。
ヘアドライヤーの吹き出し口のような湯口から源泉ドバドバかけ流し。
湯口の周りや浴室内の床は含有成分が堆積してキャラメル色のグラデーション。
コテコテ (関西弁?わかります?) です。
画像右奥に小さな浴槽が見えますがここのお湯は色がグレーであまり濁っておらず
浸かっていると炭酸の泡が身体に付いてきました。
有馬温泉の金湯・銀湯みたいな対比で楽しめました。
しかし個人的には手前の浴槽の堆積物コテコテの湯は苦手です。
和歌山市に花山温泉ってありますが、あそこのコテコテ具合も凄いですよ~。 (^_^;)
この日のGPSログです。 累計高度1,400mちょっと。
白山の別当出合登山口や富士山吉田ルート5合目からと似たような標高差ですが、
岩木山の百沢登山道はとてもワイルドで楽しかったです。
初日の恐山参拝から翌日の八甲田山~酸ヶ湯温泉~奥入瀬渓流、
そしてこの日の岩木山と、すべてお天気に恵まれていません。
翌日の鳥海山はどうなんでしょうか?
この日で青森県ともお別れです。 このあと青森県から秋田県を縦断し
秋田・山形県境の鳥海山鉾立駐車場へ移動しました。
登山索引(山域別・その他)