5月12日、まだまだ雪がたっぷりの白山に登ってきました。
白山は地元の山なのでわざわざ車中泊しなくても登れるのですが
なぜかこの週末も車に寝袋や食料や酒を積み込み始める自分を発見?
4:40 自宅から1時間圏内の某道の駅で起床。
この日の車中朝食はお粥です。
以前からネットで話題になっているらしいスープジャーと熱湯で作るお粥です。
寝る前にスープジャーに洗い済みの米と熱湯を仕込みました。 梅干しは朝入れました。
しかし米とお湯の量のバランスが悪く失敗かなー。 (^^ゞ
これじゃ普通の柔らかめのご飯と大差ないです。 柔らかいけどなんかボソボソしてます。
しかし可能性を感じましたよ! いろんな味の雑炊モドキも作れるのでは?
車中朝食のバリエーションが増えるような気がします。
追加で温かい卵スープを作ってラジオを聞いてゆったりとしました。
そのあと出発。 40分ほどで別当出合の登山センターの駐車場に到着。
6:35 支度して登山届を出してさぁ出発!
…って、白山日帰りにしてはこの出発時刻はちょっと遅いのでは?
最近たるんでますね。
砂防新道ピストンの予定です。 この時期の観光新道は私のレベルでは無理。
以前残雪期に観光新道で下山しましたが、いやぁ~まいりましたよー。
さすがに5月前半ですね。 中飯場の少し上の休憩所でこの雪の状態です。
この日はスキーヤーが多かったです。 皆さん重い装備を担いでいらっしゃいます。
前を行くこの単独女性に追いつけなかったですよ。 というか徐々に離されました。(T_T)
別当谷を左に見ながら。
砂防新道の前半は樹林帯を通るので無雪期にはこんな開放的な景色は見ることができません。
ヤブが雪に埋もれている今の季節ならではの景色です。
甚之助避難小屋はまだかな?
スキーヤーに抜かされました。 速いですね~。
なんでスキーで山を登れるのか、ですって?
いろいろ優れたオプションパーツが有るみたいなんです。
私も少し前までは知らなかったのですが。
エコーラインを登っている人が見えました。
ズーム。 無雪期は登ったことがありますがこの時期は一体どんな道なんでしょうかね。
左の方に目を移すと十二曲りや黒ボコ岩方面。
ズーム。 こちらも皆さん登っていらっしゃいますね。 なんか楽しくなってきましたよ。
8:24 甚之助避難小屋に到着。
近くで休憩されているグループの方々のお話が聞こえてきました。
冬期出入り口となっている二階の扉に登るためのハシゴが見えますが
一週間前は雪がもっとあって簡単にハシゴを登れたそうです。
これ、ブラックダイヤモンドのなんとかっていうストックでしょうか?
スキーのストックにピッケルが付いたやつ。
これを残雪期の登山に使うという手はどうなんでしょうか。
たしか一本2万円くらいしたような気がしますので両手の分は予算オーバー? (^^ゞ
やっぱり普通にピッケルかな。
別山が男前の姿を見せてくれていました。
大休憩してしまいましたよ。 さぁ出発。
しかしまぁスキーヤーばかりです。 前方6人スキーヤー。
振り向けば後ろにもスキーヤーが2人。
エコーラインのほうに向かう人がニ人。
来年の残雪期はこっちで登ってみようかな?
そんなことを思いながら十二曲り・黒ボコ岩のほうに進みます。
ちょっと緊張するトラバース。
自分のアイゼンに引っ掛けてつまづかないように。
南の方には大長山・赤兎山とその奥に経ヶ岳。
この日は遠方はモヤってました。
突然、スキーヤー登場!
黒ボコ岩まで来ましたよ。 ここで左側からの観光新道と合流します。
弥陀ヶ原に出ました。 目指す山頂が見えます。
登りは正面の五葉坂を、下りは向かって左側の水屋尻雪渓を降りてくることにします。
ここは夏も広々とした景色が広がるところですが積雪期のこの開放感はまた格別です。
五葉坂の上の方で雪が切れました。 アイゼンを外します。
周りは森林限界を超えてハイマツ帯になっています。
10:56 室堂到着。 向こうには山頂が見えます。
鳥居も半分くらい姿を現しています。
水場の位置は夏とは違います。 室堂から見て白山荘の裏側にあります。
この雪の洞窟の中です。
むちゃうまい… このあと持ってきた少量の気付け薬を少し水割りで。
元気出たー!
さぁ、最後のアタック。
青石を通過。 現世と黄泉の境目らしいです。
ひょっとして菊理媛神の気配がしたかも…
次のチェックポイント、高天ヶ原。
山頂まであと500m。 標高差は100mくらい。
いつものようになぜか唐突に山頂の奥社に到着。
あ~、しんどかった。
火口湖はほとんど雪に埋もれていました。
厳冬期に来てみたいなー♪ って、無理! 限られたエキスパートのみ許される世界です。
お天気は良かったのですが遠方は霞んでいました。
北アルプスも乗鞍も御岳もほとんど見えず。 荒島岳は肉眼ではかろうじて見えていました。
そろそろ下山します。 赤い屋根の室堂が見えています。 標高で約250m下です。
室堂まで降りてきました。 もう一度水を調達。
アイゼン装着して帰り道は水屋尻雪渓のほうに。
スキーヤーが横を滑り降りて行きました。
気持ちよさそうです。 ここまで板を担いできたご褒美ですね。
弥陀ヶ原に合流。
黒ボコ岩を通過して十二曲りの横を慎重に降ります。
甚之助をスルー。
この時期だとまだヤブはあまり出ていません。
15:47 吊橋まで降りてきました。
久しぶりにちょっと疲れました。 顔と首筋が熱いです。
帰りの永井旅館のお風呂で鏡を見たら雪焼けで真っ赤っ赤
まぁいいか ^^ 楽しい週末でした。