たまらなく孤独で、熱い街 -56ページ目

『シェーガー』 樹常 楓

シェーガー (電撃文庫)

シェーガー
著者・後書:樹常 楓

(アスキー・メディアワークス電撃文庫)

初版:2014年6月10日

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いきなり大きな花火を打ち上げてくれて「おおっ」と思ったが、あとへ行くほど尻すぼみ。

話が直線的すぎた印象。

大規模テロにより愛する人を失った少年は死を待つだけだったが、シェーガーを装備しないかという誘いを受ける。

パワードスーツみたいなものらしいが、それほどまでにして完成させたいものには思えなかった。

AIはいい味だしてたが。



『藤子不二雄論~FとⒶの方程式~』 米沢 嘉博

藤子不二雄論: FとAの方程式 (河出文庫)

藤子不二雄論: FとAの方程式
著者・後書:米沢 嘉博

付:藤子不二雄総合作品リスト

特別寄稿:藤子不二雄Ⓐ

解説:みなもと太郎

(河出文庫)

初版:2014年3月20日

(2002年4月に河出書房新社より刊行)

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ほとんど知らなかった藤子不二雄の歩み。

なんとなく手塚治虫や石ノ森章太郎の後塵を拝していたような気がしてたが、SF短篇は大好きで何度も読んだものだ。

一番好きな著作は『21エモン』だったりして。


『夜波の鳴く夏』 堀井 拓馬

夜波の鳴く夏 (角川ホラー文庫)

夜波の鳴く夏
著者:堀井 拓馬

(角川ホラー文庫)

初版:2012年8月25日

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「ぬっぺほふ」という妖怪のイメージが湧かないし、「かあいいお肉ちゃん」には脱力したが、飴村行と恒川光太郎が融合したかのようで悪くはない。

「夜市」のような「無得市」の様子をもっと書き込んでもらっても良かったような。



『密室の王』 カーラ・ノートン

密室の王 (角川文庫)

密室の王
著者:カーラ・ノートン

訳者:羽田 詩津子

解説:三橋 暁

(角川文庫)

初版:2014年5月25日

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2013年の作。

タイトルだけ見て、これは密室ものの本格ミステリに違いないと思いこんだのだが、まさかの少女誘拐監禁ものと知った時の絶望感をなんとしょう。

いくら犯人の頭が良くて絶好のポジションにいて誘拐監禁に新機軸を打ち出していたとしても、同じような境遇から助け出されてフラッシュバックに悩まされながらも前へ進もうとする女性が主人公でも、読むのがしんどいんだよ。

『凍氷』 ジェイムズ・トンプソン

凍氷 (集英社文庫)

凍氷
著者:ジェイムズ・トンプソン

訳者:高里 ひろ

解説:堂場 瞬一

(集英社文庫)

初版:2014年2月25日

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2011年の作。

いろいろと読みどころが多い。

フィンランドの葬り去りたい闇?(ナチスとの関係)とか主人公である警部の妻の弟妹のキャラとかフィンランドを知ってもらいたいあれこれとか。

作者がアメリカ人なので一歩引いてフィンランドを見られるのだろう。

という訳で頭痛や不眠に悩まされた警部が追っていた事件がなんだったか記憶がおぼろになってきたぞ。

一作目は未読だが本の中で色々書かれているような気がする。


【読書メーター】 2016年2月分

積読本を少しでも消化しようと思っているのに、今年も今のところ読んだ本よりも買った本の方が多い・・・。

 

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4757ページ



嘘、そして沈黙 (扶桑社ミステリー) 嘘、そして沈黙 (扶桑社ミステリー)感想
タイトルに惹かれて購入したのだが、長いし重そうだしと読むのが後回しになってしまった。 金を手に入れてメキシコへ行くことしか考えていないサイコな殺人鬼。 そいつに遭ったのちに自殺(?)してしまった富豪のジョナサン。 何かを隠している(あるいは守ろうとしている)富豪の妻メアリー。 家庭を顧みずに仕事に打ち込んだ挙句、妻と娘が出て行ったあとは反動で抜け殻と化した刑事のキャメル。 殺人鬼がトリッキー過ぎて引いてしまうが、これは愛と喪失と癒しと復活の物語なのか。 悪くないどころか、とてもグッド。 468ページ
読了日:2月3日 著者:デイヴィッド・マーティン
グラス・キャニオン〈上〉 (扶桑社ミステリー) グラス・キャニオン〈上〉 (扶桑社ミステリー)感想
5年前にカウンセリングした青年から深夜に電話が。 だが、その青年は病院を抜け出し、ある家で血まみれのナイフを手にしているところを発見された。 弁護士に雇われたのを機にアレックスは執拗に青年のことを聞き取り調査するが・・・。 小児科臨床心理医アレックスのシリーズ第3作だったのか。 絶対犯人がいるとしたらアレックスかと思ってたのに。 372ページ
読了日:2月5日 著者:ジョナサン・ケラーマン
グラス・キャニオン〈下〉 (扶桑社ミステリー) グラス・キャニオン〈下〉 (扶桑社ミステリー)感想
前半の「静」から後半の「動」への切り替えがしなやかですね。 375ページ
読了日:2月7日 著者:ジョナサン・ケラーマン
ニューヨーク地下鉄警察〈上〉 (扶桑社ミステリー) ニューヨーク地下鉄警察〈上〉 (扶桑社ミステリー)感想
職場は地下鉄駅の構内の中だけの地下鉄警察。 太り気味のスワンは、ある夜の事件で辛くも相手を射殺する。 正当防衛ではあるが、このことが彼の内部の何かを変えた。 ロードワークに励み体を絞ったり、ヤクの売人から大金を押収した次の日にサラ金から1万ドル借り、犯罪者に見せびらかすかのように振る舞ったり、「あこがれの君」にお近づきになったり。 ただ、このシーンが長くてうんざりしたが・・・。 348ページ
読了日:2月9日 著者:マイケル・デイリー
ニューヨーク地下鉄警察〈下〉 (扶桑社ミステリー) ニューヨーク地下鉄警察〈下〉 (扶桑社ミステリー)感想
後半もそれなりに山あり谷ありの展開だったが、テンションが下がったまま読み終えてしまった。 上巻と下巻の最後に「あこがれの君」のダニカが状況は違うが同じセリフを言うところは笑った。 366ページ
読了日:2月11日 著者:マイケル・デイリー
エイミー (扶桑社ミステリー) エイミー (扶桑社ミステリー)感想
酔っぱらった父親に母親が殺されたとき、エイミーは母親がとっさに閉じ込めた物置で一部始終を見ていた。 父親が去りドアも開かず死にかけたエイミーを助けたのは遠くにいたテレパシー能力を持つおじ。 通報で駆けつけエイミーを救い出したレヴィン警部は保護者のいないエイミーを里親とすることに。 だがそれはさらなる悲劇の始まりだった・・・。 『人形の目』が良かったのでかなり期待したんだが、「精神支配」という超能力は面白そうだけど、15歳のクソガキ対8歳の少女の対決では迫力というか緊迫感がなさ過ぎた。 526ページ
読了日:2月14日 著者:バリ・ウッド
ハマースミスのうじ虫 (創元推理文庫) ハマースミスのうじ虫 (創元推理文庫)感想
ハマースミスって人名かと思ってたが、「ハマースミス街の~」とか「ハマースミス地区の~」ということらしい。 「うじ虫」も「虫けら」くらいにして欲しかったよね。 あるところで謎の恐喝の話を聞いた、犯罪コレクターのキャソン。 ささいな手がかりから容疑者を絞りあたりをつけ観察し接近し次の恐喝を防ごうとするが・・・。 ラストは容疑者の諦めがやけに早くて煙にまかれた印象。 いくら名を残したいという選択だったとしても。 333ページ
読了日:2月16日 著者:ウィリアム・モール
殺人者は眠らない (扶桑社ミステリー) 殺人者は眠らない (扶桑社ミステリー)感想
男は「仕事」をするうえで隣に住む女が邪魔だが、もしかして警察が監視に送り込んだのかもしれないと思ってしまう。 不眠症の女は時折夜遅くに帰宅する男に関心を寄せ、もしかして男に惚れられているかも、と男の些細なことにも強い関心を持つ。 殺人鬼の男とお花畑の女。 まさに両極端の2人がこの先はどうなるのかとページを繰る手が止まらない・・・はずなのだが、いささか読むのがしんどかった。 365ページ
読了日:2月18日 著者:ウィリアム・カッツ
ハイヒールをはいた殺人者 (扶桑社ミステリー) ハイヒールをはいた殺人者 (扶桑社ミステリー)感想
平然と浮気をしている妻を誤って殺してしまった主人公。 妻の友人に生きている(と思わせる)姿を遠くからでも見せようと女装して出かけたら、今度は隣人が女装した主人公にときめいてしまった。 このシュチエーションではドタバタにならざるを得ないが、後半はブン屋の記者との化かし合いか? ヘンテコな終わり方は嫌いではないが、ちょっと長すぎ。 459ページ
読了日:2月21日 著者:サイモン・ショー
陪審員に死を (創元推理文庫) 陪審員に死を (創元推理文庫)感想
シリーズ7作目で、相変わらず読みにくいんだが読まされてしまう。 誰が見ても有罪と思われる被告を全員一致で無罪にした裁判の陪審員が「死神」により一人ずつ殺され、被告だったラジオパーソナリティは自分の番組で生き残った陪審員の情報をリスナーから集めて「死神」を側面からサポート。 今回は心身ともにヨレヨレのライカーが主役で、彼が惹かれた精神科医との報われることのない「愛」が切ない。 460ページ
読了日:2月24日 著者:キャロル・オコンネル
高天原探題 (ハヤカワ文庫JA) 高天原探題 (ハヤカワ文庫JA)感想
人の動機を殺す「不忍(シノバズ)」という得体の知れない存在は物語の展開を期待させるものだったかが、活かされてないな。 古墳やら三種の神器にまつわる用語が現代社会と水と油で(と感じさせられて)違和感がありあり。 なにが足りないのだろうね。 不忍の倒し方ももう少し工夫が欲しかったような・・・。 310ページ
読了日:2月26日 著者:三島浩司
予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー) 予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー)感想
ブロックは『アーカム計画」しか読んだことがないので、クトゥルフの人かと思ってたら『サイコ』なども書いていたのか。 多才だろうことは分かるのだが、ここに収められた作品は(思ったよりも)少し長めで間延びしている印象を持つのが多かった。 いや、どれもいいんだけどね。 375ページ
読了日:2月28日 著者:ロバート・ブロック

読書メーター

『予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖』 ロバート・ブロック

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー)

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖
著者:ロバート・ブロック

編者・序文:井上 雅彦

解説:植草 昌実

(扶桑社ミステリー)

初版:2014年6月10日

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「殺人演技理論」(1962) 柿沼瑛子・訳

「奇術師」(1958) 植草昌実・訳

「マント」(1939) 植草昌実・訳

「プロットが肝心」(1966) 伊藤典夫・訳

「クローゼットに骸骨」(1946) 植草昌実・訳

「殺人万華鏡」(1958) 伊藤典夫・訳

「ハリウッドの恐怖」(1957) 柿沼瑛子・訳

「牧神の護符」(1939) 植草昌実・訳

「心変わり」(1948) 伊藤典夫・訳

「弔花」(1949) 田村美佐江・訳

「影にあたえし唇は」(1956) 植草昌実・訳

「ムーヴィー・ピープル」(1969) 伊藤典夫・訳

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ブロックは『アーカム計画」しか読んだことがないので、クトゥルフの人かと思ってたら『サイコ』なども書いていたのか。

多才だろうことは分かるのだが、ここに収められた作品は(思ったよりも)少し長めで間延びしている印象を持つのが多かった。

いや、どれもいいんだけどね。



『高天原探題』 三島 浩司

高天原探題 (ハヤカワ文庫JA)

高天原探題
著者:三島 浩司

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2013年8月25日

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「人の動機を殺す不忍(シノバズ)」という設定は今後の展開を期待させるものだったかが、活かされてないな。

古墳やら三種の神器にまつわる用語が現代社会と水と油で(と感じさせられて)違和感がありあり。

なにが足りないのだろうね。

不忍の倒し方ももう少し工夫が欲しかったような・・・。

『陪審員に死を』 キャロル・オコンネル

陪審員に死を (創元推理文庫)

陪審員に死を
著者:キャロル・オコンネル

訳者・後書:務台 夏子

(創元推理文庫)

初版:2014年2月21日

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2003年の作。

シリーズ7作目で、相変わらず読みにくいんだが読まされてしまう。

誰が見ても有罪と思われる被告を全員一致で無罪にした裁判の陪審員が「死神」により一人ずつ殺され、被告だったラジオパーソナリティは自分の番組で生き残った陪審員の情報をリスナーから集めて「死神」を側面からサポート。

今回は心身ともにヨレヨレのライカーが主役で、彼が惹かれた精神科医との報われることのない「愛」が切ない。


『ハイヒールをはいた殺人者』 サイモン・ショー

ハイヒールをはいた殺人者

著者:サイモン・ショー

訳者・後書:富永 和子

(扶桑社ミステリー)

初版:1992年7月31日

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1990年の作。

平然と浮気をしている妻を誤って殺してしまった主人公。

妻の友人に生きている姿を遠くからでも見せようと女装して出かけたら、今度は隣人が女装の男にときめいてしまった。

このシュチエーションではドタバタにならざるを得ないが、後半はブン屋の記者との化かし合いか?

ヘンテコな終わり方は嫌いではないが、ちょっと長すぎだな。