たまらなく孤独で、熱い街 -49ページ目

『火焔の鎖』 ジム・ケリー

火焔の鎖 (創元推理文庫)

火焔の鎖
著者:ジム・ケリー

訳者:玉木 亨

解説:川出 正樹

(創元推理文庫)

初版:2012年1月27日

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2004年の作。

前作の極寒と洪水から一転酷暑と旱魃。

すごい振れ方ですね。

作者は「過去になされた“罪”により現在の悲劇が引き起こされる」という考え(解説より)らしいが、冗長なところもあっていささか辛いし、ローラのメッセージなど色々と無理な展開という雰囲気があって2作でギブアップ。


『危険な再就職』 マーサ・コンリー

危険な再就職 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

危険な再就職
著者:マーサ・コンリー

訳者:山本 俊子

解説:H・O

(ハヤカワ・ミステリ文庫)

初版:1994年11月30日

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1993年の作。

拾い物とまでは言わないが、まあまあ面白かった。

再就職が決まったアンだが、出社初日にワンマン社長が殺され、しかも第一発見者のため警察にも疑われてしまう・・・。

脇役や小道具の使い方を少し捻っただけでも結構楽しいミステリになりますね。



【読書メーター】 2016年7月分

7月を終えて貯金20、2位巨人と8ゲーム差。

まだまだ熱い戦いは続く・・・。

 

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:6,287ページ


なにかのご縁 (2) ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う (メディアワークス文庫) なにかのご縁 (2) ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う (メディアワークス文庫)感想
シリーズ2作目。 今回もゆるくてハートウォーミング。 それなりに読ますけど、この作者に期待しているものはこんなんじゃない。 317ページ
読了日:7月2日 著者:野崎まど
ミンコット荘に死す (扶桑社ミステリー) ミンコット荘に死す (扶桑社ミステリー)感想
厄介者の娘婿が自殺したとの連絡をミンコット荘の女主人から受けた歴史教師のキャロラスだが、自殺と決めつけるには不審な点がいくつかあった・・・。 手堅いという雰囲気のクラシックミステリ。 60年前の作品なのでトリックや動機などに新鮮味はないけど、その代わりキャラや会話で読ませる。 甘いものの食べ過ぎには注意しましょう。 399ページ
読了日:7月4日 著者:レオ・ブルース
霧に橋を架ける (創元海外SF叢書) 霧に橋を架ける (創元海外SF叢書)感想
SFというよりは幻想よりだが、全体的に楽しめたかな。 表題作と「蜜蜂の川の流れる先で」「26モンキーズ、そして時の裂け目」「水の名前」辺りが良かった。 特に表題作は素敵だ。 酸性の霧状のものが川のように流れているので国が分断されているのだが、そこへ橋を架けようという物語。 派手さはないが読ませます。 286ページ
読了日:7月6日 著者:キジ・ジョンスン
火星の人 (ハヤカワ文庫SF) 火星の人 (ハヤカワ文庫SF)感想
いやあ、面白かった。 ジャガイモを作って食べて救助を待つのかと思ったら、次々と危機が襲いかかるハードなサバイバルに口あんぐり。 とても私じゃ生きていけないが、常に前向きに進む主人公のキャラが秀逸。 でも、地球に生まれて良かったなあ。 580ページ
読了日:7月8日 著者:アンディ・ウィアー
今日から地球人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 今日から地球人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
リーマン予想を解明され地球人が宇宙へ進出することを恐れた宇宙の知的生命が、それを知った人物を抹殺するために刺客を送り込んだ。 物語は地球にやってきた宇宙人がその顛末を書いた手記の体裁。 リーマン予想を解明した数学者を殺して成り変わり、あとはそれを伝えたであろう人物を探して殺せば済むはずだったのだが、音楽や詩作などでヒトを知るにつれて考えが微妙に変わってゆく・・・。 SFらしさは薄いしミステリ的なところは皆無なのだが、アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞にノミネートって・・・。 422ページ
読了日:7月10日 著者:マット・ヘイグ
カウントダウン・シティ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) カウントダウン・シティ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
隕石衝突まで3ヵ月弱となった第2作。 かろうじてライフラインは生きているようだが、警察の規模縮小で解雇されたパレスは失踪した夫を探してほしいと依頼される。 見つかる可能性はほとんどないので適当にやればいいのに、愚直に調査をする。 これが彼の矜持なのか。 そして妹のニコの行方は。 待たれよ最終巻。 290ページ
読了日:7月12日 著者:ベン・H・ウィンタース
首切り (ハヤカワ・ミステリ文庫) 首切り (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
フランス推理小説大賞受賞作ということで読んでみたのだが、いきなり逃げ惑うような場面に「?」。 少し前に突然解雇された主人公だが、リストラされた優秀な人材を一流企業へ斡旋する会社に拾われる。 個別面接を経て最後は孤島での三班にわかれての経済ゲーム。 ここで勝者となり晴れてビジネスマンとして再起するはずだったのだが、次第に精神的にもゲームの勝負にも追い詰められてゆく・・・。 エリートが挫折しようがどうでもいいんだが、話が長すぎた。 450ページ
読了日:7月14日 著者:ミシェル・クレスピ
眠りなき狙撃者 (河出文庫) 眠りなき狙撃者 (河出文庫)感想
組織から抜けようとする殺し屋。 組織は彼を追い詰めようとさまざまな手を使うが・・・。 最初は読みにくかったが、慣れてくると乾いた文体や心理描写をしない書き方にゾクゾクしてくる。 このラストは殺し屋・テリエの望んだことだったのだろうか。 215ページ
読了日:7月16日 著者:ジャン=パトリック・マンシェット
水時計 (創元推理文庫) 水時計 (創元推理文庫)感想
『ナイン・テイラーズ』(セイヤーズ)の本歌取りらしいが、なるほど大聖堂とフェンと呼ばれる広大な沼沢地帯は共通点を感じるが、中身は全くの別物。 事件の現し方も登場人物の書き込みも申し分ないか、荒寥とした風景に圧倒されたせいか読むのがいささか疲れた。 さて、入院中の妻の容態はどこかで劇的に良くなるのだろうか。 426ページ
読了日:7月18日 著者:ジム・ケリー
Mr.スペードマン (ハヤカワ文庫NV) Mr.スペードマン (ハヤカワ文庫NV)感想
テロ汚染で廃墟となったニューヨーク。 金持ちは仮想世界に引きこもるという設定が疑問だな。 ニューヨークに残って安全と思っているのか。 私なら安全な場所へ避難してから引きこもる。 ここから出ることもできないクズばかりが残った街に住む凄腕の殺し屋の主人公だが、殺害を依頼された若い女性を助けようとするところで白けた。 前半はかなり退屈だし、後半も主人公がどうしてそこまでやるのかという疑問が湧く。 420ページ
読了日:7月20日 著者:アダム・スターンバーグ
SF宝石 SF宝石感想
中々充実のアンソロジー。 下らなくても笑える「宇宙の修行者」や呆れる「集団自殺と・・・」もあれば、全然面白くもない「ゲーム」もある。 東野圭吾にはSFは向かないんじゃないかと思ってたが「レンタルベビー」で少し見直した。 要するに「ゲーム」以外は、ほとんど満足したという事。 小川一水は短篇集で読むつもりなのでパスしたが。 417ページ
読了日:7月22日 著者:小説宝石編集部(編)
凍りのくじら (講談社文庫) 凍りのくじら (講談社文庫)感想
ドラえもんの道具を効果的に使っている気がする。 主人公の女性は、こういう付き合い方をするしか他人との折り合いをつけることができなかったんだね。 それが元カレを通して自分に跳ね返ってしまうのは酷ではあるが。 ラストはなるほど、と少しウルウル。 568ページ
読了日:7月24日 著者:辻村深月
満願 満願感想
読むのが惜しくて後回しにしているうちに、未読本が3冊も貯まってしまったので読む。 ホラーかイヤミスと言われても納得。 刃が登場人物のみならず読者にも向かってくるとゾワゾワするのだが、「関守」がそれに近かったかな。 「柘榴」は再読なので初めて読んだ時のインパクトは薄れてたが、それでも面白い。 他の短編も高水準で満足の一冊でした。 330ページ
読了日:7月26日 著者:米澤穂信
狙われた女 (扶桑社ミステリー) 狙われた女 (扶桑社ミステリー)感想
どれも読むのがしんどかった。 ケッチャムはホットで、レイモンはスプラッタ。 初読のエドワード・リーはSFはSFなんだけど、慣れてないねえ感がいっぱい。 ラスト一行から逆算して書いたんじゃないかと。 463ページ
読了日:7月28日 著者:ジャック・ケッチャム、リチャード・レイモン、エドワード・リー
軌道通信 (ハヤカワ文庫SF) 軌道通信 (ハヤカワ文庫SF)感想
小惑星を住めるように改造した船に住む人々。 彼らの価値観は地球に住む者とは違ってしまうし、長く(人によっては生まれてから)宇宙で暮らすためには、環境に合わせた意識付けが必要ということか。 地球で生まれた人がそこを離れるという事は簡単ではないのだろうなあ。 373ページ
読了日:7月30日 著者:ジョン・バーンズ
チャーリー・モルデカイ (2) 閣下のスパイ教育 (角川文庫) チャーリー・モルデカイ (2) 閣下のスパイ教育 (角川文庫)感想
まるで連続冒険活劇もののように前巻の大ピンチもクリアできたモルデカイ。 ところが石油王の未亡人と結婚したことにより、またも活劇の幕が開き、可哀想なくらいに渦中に放り込まれる。 奥様を愛しているのかよくわからんが、頼まれたことには逆らわないのですね。 次巻はサンリオSF文庫からでてたようなので、SF活劇かな? 331ページ
読了日:7月31日 著者:キリル・ボンフィリオリ

読書メーター

『チャーリー・モルデカイ(2)閣下のスパイ教育』 キリル・ボンフィリオリ

チャーリー・モルデカイ (2) 閣下のスパイ教育 (角川文庫)

チャーリー・モルデカイ (2) 閣下のスパイ教育
著者:キリル・ボンフィリオリ

訳者:三角 和代

(角川文庫)

初版;2014年12月25日

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1991年の作。

まるで冒険活劇のように前巻の大ピンチもあっさりクリアできたモルデカイ。

ところが石油王の未亡人と結婚したことにより、またも活劇の幕が開き、可哀想なくらいに渦中に放り込まれる。

奥様を愛しているのかよくわからんが、頼まれたことには逆らわないのですね。

次はサンリオSF文庫からでてたようなので、SF活劇かな?

『軌道通信』 ジョン・バーンズ

軌道通信 (ハヤカワ文庫SF)

軌道通信
著者:ジョン・バーンズ

訳者:小野田 和子

解説:尾之上 俊彦

(ハヤカワ文庫SF)

初版:1996年4月30日

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1991年の作。

小惑星を住めるように改造した船に住む人々。

彼らの価値観は地球に住む者とは違ってしまうのか。

ある少女が地球に住む人々に向かって書き綴るレポート。

長く(人によっては生まれてから)宇宙で暮らすためには、環境に合わせた意識付けが必要ということか。

地球を離れるという事は簡単ではないのだろうなあ。


『狙われた女』 ジャック・ケッチャム 他

狙われた女 (扶桑社ミステリー)

狙われた女
著者:ジャック・ケッチャム、リチャード・レイモン、エドワード・リー

訳者・後書:金子 浩、尾之上 浩司

(扶桑社ミステリー)

初版:2014年7月10日

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「シープメドウ・ストーリー」(2001) ジャック・ケッチャム (訳:金子浩)

「狙われた女」(2001) リチャード・レイモン (訳:尾之上浩司)

「われらが神の年2202年」(2001) エドワード・リー (訳:尾之上浩司)

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どれも読むのがしんどかった。

ケッチャムはホットだし、レイモンはスプラッタ。

初読のエドワード・リーはSFはSFなんだけど、慣れてないねえ感がいっぱい。

ラスト一行を思いついたから逆算して書いたんじゃないかと。



『満願』 米澤 穂信

満願

満願
著者:米澤 穂信

(新潮社)

初版:2014年3月20日

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「夜警」

「死人宿」

「柘榴」

「万灯」

「関守」

「満願

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読むのが惜しくて後回しにしているうちに、この作者の未読本が3冊も貯まってしまったので読む。

ホラーかイヤミスと言われても納得。

刃が登場人物のみならず読者にも向かってくるとゾワゾワするのだが、「関守」が近かったかな。

「柘榴」は再読なので初めて読んだ時のインパクトは薄れてたが、それでも面白い。

他の短編も高水準で満足の一冊でした。


『凍りのくじら』 辻村 深月

凍りのくじら (講談社文庫)

凍りのくじら
著者:辻村 深月

解説:瀬名 秀明

(講談社文庫)

初版:2008年11月14日

(2005年11月に講談社ノベルスより刊行)

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ドラえもんの道具を効果的に使っている気がする。

主人公の女性は、こういう付き合い方をするしか他人との折り合いをつけることができなかったんだね。

それが元カレを通して自分に跳ね返ってしまうのは酷ではあるが。

ラストはなるほど、と少しウルウル。


『SF宝石』 小説宝石編集部・編

SF宝石

SF宝石
編者:小説宝石編集部

(光文社)

初版:2013年8月20日

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「擬眼」 (瀬名秀明)

「ゲーム」 (新井素子)

「イグノラムス・イグノラビムス」 (円城塔)

「上海フランス租界祁斉路三二〇号」 (上田早夕里)

「集団自殺と百二十億頭のイノシシ」 (田中啓文)

「アフター・バースト」 (井上雅彦)

町立探偵〈竿竹室士〉「「いおり童子」と「こむら返し」」 (小川一水)

「ソラ」 (結城充考)

「遺され島」 (樋口明雄)

「中古レコード」 (中島たい子)

「宇宙の修行者」 (両角長彦)

「シミュレーション仮説」 (小林泰三)

「五ヵ月前から」 (石持浅海)

「レテの水」 (福田和代)

「レンタルベビー」 (東野圭吾)

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中々充実のアンソロジー。

下らない話でも笑える「宇宙の修行者」や呆れる「集団自殺と・・・」もあれば、全然面白くもない「ゲーム」もある。

東野圭吾にはSFは向かないんじゃないかと思ってたが「レンタルベビー」で少し見直した。

要するに「ゲーム」と「五ヵ月前から」以外は、ほとんど満足したという事。

小川一水は短篇集で読むつもりなのでパスしたが。


『Mr.スペードマン』 アダム・スターンバーグ

Mr.スペードマン (ハヤカワ文庫NV)

Mr.スペードマン
著者:アダム・スターンバーグ

訳者・後書:山中 朝晶

(ハヤカワ文庫NV)

初版:2014年12月15日

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2014年の作。

テロ汚染で廃墟となったニューヨーク。

金持ちは仮想世界に引きこもるという設定が疑問だな。

ニューヨークに残って安全と思っているのか。

私なら安全な場所へ避難してから引きこもる。

ここから出ることもできないクズばかりが残った街に住む凄腕の殺し屋の主人公だが、殺害を依頼された若い女性を助けようとするところで白けた。

前半はかなり退屈だし、主人公が反撃に転じるところの動機も弱い。

まあ、疲れたね。