2024 優駿牝馬(オークスで信頼できる桜花賞馬の見分け方) | 競馬解読教室

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 過去10年のオークスの①~③着馬計30頭のうち、前走が桜花賞だった馬は16頭。オークスの最重要ステップレースが桜花賞であることは言を俟たない。他方、前走桜花賞組は数も多いので、ただ闇雲に前走桜花賞組を買っていれば儲かる!というわけでもない。問題は、オークスで通用する桜花賞組はどういう馬か?、オークスで勝ち負けできる前走桜花賞組はどうやって見つければよいか?というところにある。

 

 大原則を言えば、オークスにおいて、自信をもって、「勝ち負けになる!!」と言える前走桜花賞組の馬とは、桜花賞で1,2番人気に支持され、実際に桜花賞で連対を果たした馬、である。昨年までの過去10年の桜花賞で1、2番人気に支持されて連対を果たした馬は10頭いる。該当馬10頭の次走の成績は次のとおり。

 

2022年

①着 リバティアイランド(1人)→樫①着(1人)

 

2021年

①着 ソダシ(2人)→樫⑧着(1人)

②着 サトノレイナス(1人)→不出走(ダービー⑤着:2人)

 

2020年

①着 デアリングタクト(2人)→樫①着(1人)

②着 レシステンシア(1人)→不出走(NHK②着:1人)

 

2019年

①着グランアレグリア(2人)→不出走(NHK⑤着:1人)

 

2018年

①着 アーモンドアイ(2人)→樫①着(1人)

②着 ラッキーライラック(1人)→樫③着(2人)

 

2014年

①着 ハープスター(1人)→樫②着(1人)

②着 レッドリヴェール(2人)→不出走(ダ⑫着:4人)

 

 

 ご覧のとおり、該当10頭の次走成績は{3・2・1・4}。特別、良い成績ではない。他方、該当馬が次走オークスに出走したケースは全部で6回あり、オークスでの成績は{3・1・1・1}であり、こちらは十分信用できるレベルにある。馬券対象から外れたのは2021年のソダシ1頭のみ!桜花賞を1、2番人気で連対できるような馬がオークスに出走してきた場合は、軸としての安定性が極めて高いことが解るだろう。参考までに申し上げておくと、2021年のソダシがなぜオークスで惨敗したのかと言うと、それは「ソダシが平均ペースの馬であり、上りの速いオークスに合わなかったから。」である。オークスというレースは、常に、Sペースからの上り勝負となるため、ソダシのように上りの速い勝負を苦手とする馬には不向きな舞台なのだ。

 事実、昨年までの過去10年の桜花賞馬10頭のうち、桜花賞で上り最速をマークした馬は5頭(リバティアイランド、デアリングタクト、アーモンドアイ、ジュエラー、ハープスター)いるが、前記5頭のオークスの成績は{3・1・0・0}(※ジュエラーのみオークス不出走)と連対率100%。対照的に桜花賞で上り最速を記録できなかった桜花賞も5頭(スターズオンアース、ソダシ、グランアレグリア、レーヌミノル、レッツゴードンキ)いたが、該当馬の桜花賞馬のオークスでの成績は{1・0・0・3}(※グランアレグリアのみオークス不出走)であり、信用できないレベル。オークスで好走できたのはスターズオンアースたった1頭だけ。つまり、基本的にこの手の上り最速を記録できなかった桜花賞馬というのは、オークスでは買えない桜花賞馬なのだ。つまり、ソダシはオークスでは「買えないタイプの桜花賞馬」だったというわけである。

 

 すなわち、オークスで自信をもって◎を打てる桜花賞馬というのは、「桜花賞を1,2番人気で勝ち、しかも上り3Fがメンバー最速であった桜花賞馬」ということになる。

(該当馬)

リバティアイランド 桜①着→オークス①着

デアリングタクト 桜①着→オークス①着

アーモンドアイ 桜①着→オークス①着

ハープスター 桜①着→オークス②着

(※ジュエラーのみオークス不出走)

このタイプの桜花賞馬はオークスでも鉄板級の◎なのだ。ところが今年は・・・・今年の桜花賞では、2番人気のテレンボッシュが桜花賞を勝ったが、同馬の上り3Fはメンバ第3位止まり。今年のオークスの1番人気はおそらくステレンボッシュだろうが、この馬は上りが切れないタイプの桜花賞馬に属する馬。オークスでは人気を背負うことになるだろうが、ステレンボッシュはリバティアイランドやデアリングタクトやアーモンドアイやジュエラーほどカタイ1番人気ではない!ということだけはしっかりと憶えておきたい。

 

2023年

①着ステレンボッシュ(2人)→?

②着アスコリピチェーノ(1人)→?

 

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