NHKマイルＣの前哨戦であり、近年は出走馬のレベルの上昇が顕著なレース。特に、今年は去年の朝日杯ＦＳ組のその後がパッとしないので、ここを勝った馬は一気にNHKマイルＣの主役に躍り出ることになるだろう。今年は例年以上にキャリアが浅く、素質の高い馬が揃った印象であり、ここで一気にスター候補性が誕生する可能性が高いと思う。本命は◎ジュンヴァンケットとした。初出走となった前走の未勝利戦の勝ち時計１．３４．８（３５．７＝２５．０＝３４．１：落差＋１．６秒）は、２０２２～2024年の春に良馬場の阪神芝１６００ｍで行われた３歳未勝利戦のデフォルトの１．３４．９（３５．６＝２４．６＝３４．７：落差＋０．９秒）に比べて、テンが０．１秒遅く、中盤が０．４秒遅く、上りが０．６秒速く、勝ち時計が０．１秒速かった。これは先行馬有利の流れ。しかしジュンバンケットは、４角８番手から脚を残していた先行勢を楽々と差し切った。同馬はこれが初出走だったが、既走馬相手に最後の１００ｍは流す余裕があった。これは強いの一言！現在１番人気に推されているディスペランツァの前走もすごい追い込み勝ちだったが、レースを見た限りでは、ジュンバンケットの末脚の方がディスペランツァの末脚を上回っているように思う。レース結果が楽しみである。
相手本線には〇ワールズエンドを狙ってみたい。この馬の前走新馬戦の内容も素晴らしかった。ヨコ長→タテ長の瞬発力勝負を１列目からしっかり伸びて勝ち切れる馬は強い！このワールズエンドの前走はまさにソレ。今回は人気の盲点になっている感じだが、この馬の素質もかなりのものだ。前で伸びるワールズエンドと、後ろから伸びるジュンバンケットの対決は楽しみだ。３番手は人気の▲ディスペランツァ。モレイラ騎手騎乗でさらなる上積みがあれば、頭まで。以下は押さえの評価になるが、△チャンネルトンネル、△オフトレイル、△シヴァースまで。
（結果）
◎ジュンヴァンケット
〇ワールズエンド
▲ディスペランツァ （①着 １人気）
△チャンネルトンネル （③着 ４人気）
△オフトレイル
△シヴァース
