いつものことながら私個人の所感であること、きっと漏れもダブりも矛盾点もあろうであることをご留意ください。
【よかったこと】
●フランス人に対しては抜群の知名度を誇ること
→現在フランス資本企業の日本法人で働いていますが、社員全体の2割くらいはフランス人で、本国本社から送り込まれた者と、日本採用の者がいます。前者は基本的に高いポジションを占めています。彼らに対し、ESSEC卒ということで一目置かれます。これはHECでもEDHECでも同様でしょう。
→パリの街を歩くときは基本的に学校のトレーナーを着るようにしていましたが、これも相当効果的で、やさしく扱ってもらえます。質問すると親切に教えてもらえたりします。虎の威を借る狐とはまさにこのこと。
●日本における同窓会ネットワークが強固
→今でこそCovid-19の影響で同窓会は開催されていませんが、頻繁に会合が開催され、出張で日本を訪れていた、もしくは日本に駐在している同窓生がやってきて、密の濃い情報交換を行えます。日本人卒業生が少ない分、繋がりは濃いように思います(比較の対象がありませんが)。
●プログラムが秀逸
→これも比較の対象がありませんし、個人のレバレッジ次第なのでパス。
●学費が安い
→1年制ということもありますが、HECに比べて大幅に安いです。
【残念だったこと】
●ESSECを誰も知らない
→まあ、これに尽きますよね。よってひとまず「フランスでMBAを取りました」とワンクッション置いて、「ESSECという学校でして、世界で初めて誕生したLuxuryブランドマネジメントにフォーカスしたプログラムなんです」という感じです。まあおそらくですが、日本市場で職を探そうとしたら、有名校卒業の方が圧倒的に有利でしょうから、特定の目的がある人以外にはお勧めできるプログラムでは無いなと改めて思いました。逆に言うと、Luxury業界に興味があるですとか、ESSECを目指す理由がある方ならば、お勧めですよ。