エロス、言葉が尽きる場所

Wikipedia: 竹田青嗣
☆西部邁ゼミナール 古井由吉1 現代と文学
☆ Youtube上で検索したが、「僅(あさがお)」の朗読動画は無かった...ので
☆ 杳子
探偵の見立てでは、もしエロス的小説があるとしたら、この古井由吉と内田百閒だと思いマス。と同時にこの2人の作家は怖ろしい。
Wikipedia: ツィゴイナルワイゼン
yukoさん 純文学のすすめ サラサーテの盤
ok.ru: Zigeunerweisen, 1980, Seijun Suzuki
ソドムの120冊にはまだ到達していない...
「エロスとタナトスの接近」という観点で本書で採り上げられている作品中で、野坂昭如の『火垂るの墓』と『エロ事師たち』はどうしても外すわけには行かない。本書では以下の3章で野坂昭如と著者との係りが「濃く」書かれている。
第7室『火垂るの墓』のエロスー不可能性のエロティシズム
第8室 鏡の中のエロスー黒く輝く書物たち
終章 エロスの指紋
Wikipedia: 火垂るの墓
樋口ヒロユキの深堀が的を射ているかどうか、どうか読者の目で確かめていただきたい(著者自身はアニメ版では明確に示されてはいないとしている)。
そして野坂の実経歴とも言えるもう1つの作品、『エロ事師たち』
彼ら「エロ事師たち」たちにもあった禁忌(タブー)とは何か?
ok.ru: The Pornographers
探偵注:ただいま再読中につき、本書からの抜書き(極め付きです!)はのちほど(汗。
第7室『火垂るの墓』のエロスー不可能性のエロティシズム
第8室 鏡の中のエロスー黒く輝く書物たち
終章 エロスの指紋
Wikipedia: 火垂るの墓樋口ヒロユキの深堀が的を射ているかどうか、どうか読者の目で確かめていただきたい(著者自身はアニメ版では明確に示されてはいないとしている)。
そして野坂の実経歴とも言えるもう1つの作品、『エロ事師たち』
彼ら「エロ事師たち」たちにもあった禁忌(タブー)とは何か?ok.ru: The Pornographers
探偵注:ただいま再読中につき、本書からの抜書き(極め付きです!)はのちほど(汗。
世の中で最も怖いのは自分かも(震っ!「ウイリアム・ウイルソン」と「ドリアン・グレイの肖像」
以前に「MOREリポート」の記事を書いてから「女<性>」の神秘について考え、我が身を振り返って自分の経歴を反省なぞしてみましたが、意外にも最終的に得られた結論は「ドッペル・ゲンゲルの謎」であるような...

上はヴィスコンティ映画の寵児・名優ヘルムート・バーガーによって体現された、崇高さとデカダンな邪悪さが共存する永遠の美を描く『ドリアン・グレイの肖像』1970年版。
【作品内容】
名優ヘルムート・バーガーを主演に、オスカー・ワイルド唯一の長編小説『ドリアン・グレイの肖像』の時代設定を19世紀末から現代に移し替え、原作に漂う頽廃的雰囲気と性的要素をよりあからさまに強調し、自由に翻案した異色作。現代に移植されたデカダンとエロスが、新たな美と恐怖を生み出す──。日本公開:1972年7月1日(松竹映配 配給)

本編(ok.ru、英語音声)
The Secret of Dorian Gray
『ドリアン・グレイ』(Dorian Gray)は、2009年のイギリスのドラマ映画。 監督はオリヴァー・パーカー(英語版)、出演はベン・バーンズとコリン・ファースなど。 オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』を原作としている。日本では劇場未公開でDVDスルーされた。
↑ テーマ曲:悲しみのワルツ
The Portrait of Dorian Gray(The Picture of Dorian Gray), 1945年 - 『ドリアン・グレイの肖像』 製作:アメリカ. 監督: アルバート・リューイン. 出演. ドリアン・グレイ: ハード・ハットフィールド. ヘンリー・ウォットン: ジョージ・サンダース. グラディス・ホールウォード: ドナ・リード
s_watanabeさん
5つ星のうち5.0 『ドリアン・グレイの肖像』映画化作品決定版
1886年のロンドン。若く美しい青年ドリアン・グレイ(ハード・ハットフィールド)は、友人の画家ホールワード(ローウェル・ギルモア)に肖像画を描いてもらう。本人の生き写しのような画に、グレイは満足し、その肖像のように永遠の若さと美を熱望した。皮肉屋の友人、ウォットン卿(ジョージ・サンダース)は、グレイに、エジプトの黒猫の像に永遠の若さと美を誓えば、それが叶うと教え…。
オスカー・ワイルドの名作『 ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫) 』の映画化作品。サイレント時代にも、短編として何度か映画化されてきたが、本作が、トーキーとしては最初の作品。ハリー・ストラドリングの美しい白黒撮影が、アカデミー撮影賞を受賞。ウォットン卿は、当初、ベイジル・ラスボーンが有力視されていたが、同時期の『シャーロック・ホームズ』シリーズ出演で忙しく、サンダースが出演ということになった。『 ジェニーの肖像 [DVD ]』のように、テクニカラーのシーンが効果的に使われていることでも有名。
イギリスが舞台の話(もちろんMGMの潤沢な予算による精緻なセット)ということもあるが、作品全体に漂うのは、ハリウッド作品というよりは、ヨーロッパ作品のようなしっとりと落ち着いた雰囲気と芳香。監督のリューイン、出演者のハットフィールド、ドナ・リードあたりが生粋のアメリカ人ということを除けば、出演陣の大半がイギリス人で占められているということ、そして、『 外人部隊 [DVD ]』や『 女だけの都 [DVD ]』を始め、ジャック・フェデーの諸作で撮影を担当してきたストラドリングが、繊細かつ流麗な撮影を担当しているということがその要因として大きいのだろう。ワイルドの唯美的で残酷なテーマを的確な画(気が配られた人物配置と構図、グレイの心の奥底に潜む闇を強調した照明、緩やかで微妙なキャメラ・ワーク)として表現して、ヨーロッパ作品のように豊潤な雰囲気で格調高く仕上げているのは、ストラドリングの功績だ(もちろん、そういった画にしようとしたリューインの演出意図が根本にあったのも忘れてはならない)。とにかく、全編通じての画面構成の美しさが忘れ難い。
演技陣のアンサンブルも見事。タイトル・ロールのハットフィールドは、表情に乏しく、感情を激しく吐露するようなタイプではないが(その俳優としての不器用さが、その後、彼が主演として大成しなかった最大の理由だろう)、それが、グレイの高慢さや冷たく暗い残酷さを表現するのに適している。彼を取り巻く、ウォットン卿のサンダースも、彼自身の斜に構えた態度と冷めた皮肉屋のパーソナリティが、そのまま役に反映されているかのようで、ラスボーンの代打ということが信じられない素晴らしさだ。安演芸場の歌姫(原作では、シェークスピア女優)のウィンタースは、恋に対して免疫のない無垢で庶民的な女性を抑制の効いた演技で好演している。
永遠の若さと美にとり憑かれ、悪徳の限りを尽くす男の辿る悲劇的恐怖譚を映像へと置き換えた、端正で絶妙な翻案作品と言えるだろう。
本DVDは、北米盤ながら、R-All仕様(厳密には、1、2、3、4)なので、日本のR-2 プレーヤーで問題なく視聴可能。素晴らしい画質の本編に、豊富な特典ということで、文句なしの星5つ。
☆ ジェラード ユリさん
5つ星のうち4.0 クラッシックながらなかなか良いと思いました。
ヘルムート・バーガー版を見て納得がいかなかったので、こちらを見たのですが、こちらの方がよかったです。ヘルムート・バーガーは限りなく、美しかったですが。今度はオスカー・ワイルドの原作を読んでみるつもりです。上品なホラーっぽいドラマですが、深い人間の真理が描かれていて、ますますオスカー・ワイルドが好きになりました。モラル感もよかったし、私は評価します。舞台装置、コスチューム、モノトーン画面、完璧でした。
ok.ruより
The Picture of Dorian Gray、1945

The Picture of Dorian Gray, 1973
• Starring: Shane Briant , Nigel Davenport , Charles Aidman , et al.
• Directed by: Glenn Jordan
他にも下記を始めとして多くの映画化作品があるが、特筆すべきはフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビにより演じられた「ドリアン・グレイの肖像」。
☆ IMDB データベース
"Dorian Gray"
(探偵注) 同一人物内面の「正と邪」(聖と悪)の対立を描く小説にはスティーブンスンの「ジキル博士とハイド氏」などもあるが、このドリアン・グレイにおいては主人公は類まれな美貌を持つ、という設定がなされている。となれば、本作品はエドガー・アラン・ポーの「ウイリアム・ウイルソン」と同主旨の「ドッペルゲンゲルもの」ではあるまいか?

下記はオムニバス映画「世にも怪奇な物語」のうち第2話 (近代篇) 《影を殺した男》監督・脚本:ルイ・マルだけを切り離した貴重な動画(ニコ動)。
William Wilson (影を殺した男)

上はヴィスコンティ映画の寵児・名優ヘルムート・バーガーによって体現された、崇高さとデカダンな邪悪さが共存する永遠の美を描く『ドリアン・グレイの肖像』1970年版。
【作品内容】
名優ヘルムート・バーガーを主演に、オスカー・ワイルド唯一の長編小説『ドリアン・グレイの肖像』の時代設定を19世紀末から現代に移し替え、原作に漂う頽廃的雰囲気と性的要素をよりあからさまに強調し、自由に翻案した異色作。現代に移植されたデカダンとエロスが、新たな美と恐怖を生み出す──。日本公開:1972年7月1日(松竹映配 配給)

本編(ok.ru、英語音声)
The Secret of Dorian Gray
『ドリアン・グレイ』(Dorian Gray)は、2009年のイギリスのドラマ映画。 監督はオリヴァー・パーカー(英語版)、出演はベン・バーンズとコリン・ファースなど。 オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』を原作としている。日本では劇場未公開でDVDスルーされた。 ↑ テーマ曲:悲しみのワルツ
The Portrait of Dorian Gray(The Picture of Dorian Gray), 1945年 - 『ドリアン・グレイの肖像』 製作:アメリカ. 監督: アルバート・リューイン. 出演. ドリアン・グレイ: ハード・ハットフィールド. ヘンリー・ウォットン: ジョージ・サンダース. グラディス・ホールウォード: ドナ・リード
s_watanabeさん
5つ星のうち5.0 『ドリアン・グレイの肖像』映画化作品決定版
1886年のロンドン。若く美しい青年ドリアン・グレイ(ハード・ハットフィールド)は、友人の画家ホールワード(ローウェル・ギルモア)に肖像画を描いてもらう。本人の生き写しのような画に、グレイは満足し、その肖像のように永遠の若さと美を熱望した。皮肉屋の友人、ウォットン卿(ジョージ・サンダース)は、グレイに、エジプトの黒猫の像に永遠の若さと美を誓えば、それが叶うと教え…。
オスカー・ワイルドの名作『 ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫) 』の映画化作品。サイレント時代にも、短編として何度か映画化されてきたが、本作が、トーキーとしては最初の作品。ハリー・ストラドリングの美しい白黒撮影が、アカデミー撮影賞を受賞。ウォットン卿は、当初、ベイジル・ラスボーンが有力視されていたが、同時期の『シャーロック・ホームズ』シリーズ出演で忙しく、サンダースが出演ということになった。『 ジェニーの肖像 [DVD ]』のように、テクニカラーのシーンが効果的に使われていることでも有名。
イギリスが舞台の話(もちろんMGMの潤沢な予算による精緻なセット)ということもあるが、作品全体に漂うのは、ハリウッド作品というよりは、ヨーロッパ作品のようなしっとりと落ち着いた雰囲気と芳香。監督のリューイン、出演者のハットフィールド、ドナ・リードあたりが生粋のアメリカ人ということを除けば、出演陣の大半がイギリス人で占められているということ、そして、『 外人部隊 [DVD ]』や『 女だけの都 [DVD ]』を始め、ジャック・フェデーの諸作で撮影を担当してきたストラドリングが、繊細かつ流麗な撮影を担当しているということがその要因として大きいのだろう。ワイルドの唯美的で残酷なテーマを的確な画(気が配られた人物配置と構図、グレイの心の奥底に潜む闇を強調した照明、緩やかで微妙なキャメラ・ワーク)として表現して、ヨーロッパ作品のように豊潤な雰囲気で格調高く仕上げているのは、ストラドリングの功績だ(もちろん、そういった画にしようとしたリューインの演出意図が根本にあったのも忘れてはならない)。とにかく、全編通じての画面構成の美しさが忘れ難い。
演技陣のアンサンブルも見事。タイトル・ロールのハットフィールドは、表情に乏しく、感情を激しく吐露するようなタイプではないが(その俳優としての不器用さが、その後、彼が主演として大成しなかった最大の理由だろう)、それが、グレイの高慢さや冷たく暗い残酷さを表現するのに適している。彼を取り巻く、ウォットン卿のサンダースも、彼自身の斜に構えた態度と冷めた皮肉屋のパーソナリティが、そのまま役に反映されているかのようで、ラスボーンの代打ということが信じられない素晴らしさだ。安演芸場の歌姫(原作では、シェークスピア女優)のウィンタースは、恋に対して免疫のない無垢で庶民的な女性を抑制の効いた演技で好演している。
永遠の若さと美にとり憑かれ、悪徳の限りを尽くす男の辿る悲劇的恐怖譚を映像へと置き換えた、端正で絶妙な翻案作品と言えるだろう。
本DVDは、北米盤ながら、R-All仕様(厳密には、1、2、3、4)なので、日本のR-2 プレーヤーで問題なく視聴可能。素晴らしい画質の本編に、豊富な特典ということで、文句なしの星5つ。
☆ ジェラード ユリさん
5つ星のうち4.0 クラッシックながらなかなか良いと思いました。
ヘルムート・バーガー版を見て納得がいかなかったので、こちらを見たのですが、こちらの方がよかったです。ヘルムート・バーガーは限りなく、美しかったですが。今度はオスカー・ワイルドの原作を読んでみるつもりです。上品なホラーっぽいドラマですが、深い人間の真理が描かれていて、ますますオスカー・ワイルドが好きになりました。モラル感もよかったし、私は評価します。舞台装置、コスチューム、モノトーン画面、完璧でした。
ok.ruより
The Picture of Dorian Gray、1945

The Picture of Dorian Gray, 1973
• Starring: Shane Briant , Nigel Davenport , Charles Aidman , et al.
• Directed by: Glenn Jordan
他にも下記を始めとして多くの映画化作品があるが、特筆すべきはフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビにより演じられた「ドリアン・グレイの肖像」。
☆ IMDB データベース
"Dorian Gray"
(探偵注) 同一人物内面の「正と邪」(聖と悪)の対立を描く小説にはスティーブンスンの「ジキル博士とハイド氏」などもあるが、このドリアン・グレイにおいては主人公は類まれな美貌を持つ、という設定がなされている。となれば、本作品はエドガー・アラン・ポーの「ウイリアム・ウイルソン」と同主旨の「ドッペルゲンゲルもの」ではあるまいか?

下記はオムニバス映画「世にも怪奇な物語」のうち第2話 (近代篇) 《影を殺した男》監督・脚本:ルイ・マルだけを切り離した貴重な動画(ニコ動)。
William Wilson (影を殺した男)