クリッチの長期株式投資
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ブログ引っ越し

↓ブログ引っ越ししました。
http://blog.livedoor.jp/keepslowlife/lite/

アメーバー、最初は良かったのですが、バージョンアップを繰り返すうちに重くなって、最近はスマホのバッテリー消費が半端じゃなくなってきて、ハングアップまでするようになってきたので引っ越しました。

成長市場と成長企業

●将来、成長する分野を予想出来ても、成長する企業を見つけるのは簡単ではないです。なぜなら成長する分野には、多くの企業が群がり、価格競争が激化し、思うように利益が上がらないからです。このことは、ベンジャミン・グレアムも著書「賢明なる投資家」にて航空機業界のことについて書かれていましたが、私はリチウムイオン電池の正極材市場でそれを感じました。正極材メーカーは当初、数社だけでしたが、車載用電池市場の拡大が予想されだすと、次々に参入メーカーが増え、更に韓国、中国勢が加わり、競争が激化していきました。追い討ちをかけるように、リチウムイオン電池を大量に使用するEV(電気自動車)が思うように売れずに供給過多の状況になっています。私は田中化学研究所と戸田工業を長期保有しようと思っていましたが、このことに気付き、そこそこ利益が出ているあいだに売却しました。EVについては、以前から航続距離の問題で普及に疑問を持っていましたので、参入企業が増え過ぎた以上、前記2社の将来の収益は、リスクが高くなりました。太陽電池市場も同じことが言えます。
●昔からあり、将来もなくならない市場で、競争優位な地位を確立し、着実に利益を上げている企業を見つける方が長期投資にはいいと思います。この場合でも新興国の参入には気をつけなければなりません。

澤上篤人さんの本

●冬休み中、e-Bookを試してみようと思って、Google Play Booksで澤上篤人著の『長期投資家のための企業分析と実践』を買って読みました。澤上さんの本は以前読んだことがあり、長期投資の考え方を独特の口調で説かれているのですが、この本も、基本的には同じでした。
その中で、今回参考になった点は下記二点です。
●一つ目は、企業が将来の成長のために設備投資をすると、資金を調達するために借入金が増えるか増資により発行済株式が増え、財務内容が悪化し、ROEやPERが低くなるから、ある時点でROEやPERを他社と横並びにして比較することには意味がない。その時は機関投資家達が見放して株価が低迷するから、そこを狙う。というような趣旨です。
●大企業の場合は、定常的に設備投資をしていますので、これはあまり当てはまらないと思いますが、比較的小さな企業の場合には参考になります。新興企業の場合はPERではなくDCF法等で株価が評価されるのはこのためだと思います。しかし、この評価方法では新興企業が将来いくら稼いでくれるかを見積もる必要がありますので、個人投資家には難しいことですけどね。アナリストでもばらつきが大きくなります。
●それともう一つ参考になったのは、本来、長期的な運用をすべき年金を運用している機関投資家ですら、逐次、パフォーマンスを評価されるので、四半期決算を気にして短期的視点になり、短期売買をしていると。
●私も四半期決算は気にしていましたので、これも短期的視点だったと気付かせてもらいました。もっと長期的視点に立たないといけないことを再認識させてくれました。
●定期的に長期投資家の本を読むことは、初心に帰れていいですね。



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