『永遠の0(ゼロ)』 圧倒的な感動 | S blog  -えすぶろ-

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-人は年をとるから走るのをやめるのではない、走るのをやめるから年をとるのだ- 『BORN TO RUN』より
走りながら考える ランニング・読書のブログ

いい本を読みました。




永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹



¥920

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もう読まれた方も多いんじゃないでしょうか?





本屋でおススメだったのと特攻の話だったので





何となく買って読み始めたのですが、





どんどん小説に引き込まれて読み終わりました。








このタイトルの「0=ゼロ」とは





零戦のことです。





終戦の直前に零戦に乗り特攻隊で出撃して亡くなった





自分たちの祖父について調べるために





戦中の祖父を知る生存者をインタビューして回る若い姉と弟。





そして徐々に明らかになる祖父の人柄、





戦争の悲惨、そして、衝撃の真実。





この真実が明かされる部分からはどうにも涙が止まりませんでした。





この小説は百田さんのデビュー作だそうですが




そんなことを感じさせない、




特攻で亡くなった方々へのとても強い思いにより書き上げられた




圧倒的な感動を与えてもらえる小説です。




語り手役の主人公の孫が、




第2次世界大戦のことなどほとんど知らない26歳の青年という設定であり、




尚且つ話の本筋はラブストーリーなので、




おそらく若い人でもすんなりと小説の世界に入り込めると思います。




美し過ぎる人の心に触れることができ、




生きることの意義について深く考えさせられる小説です。






ホント、読んで良かった!




2014.1.1追記

映画「永遠の0」・植村大尉の手紙はこちら↓の記事に書いています。
2013.12.31映画「永遠の0」