風説(ふうせつ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ポーンもやもや 風説(ふうせつ)
 

 今の情報空間では、いわゆる“オールドメディア”(=新聞・雑誌・地上波TV局と言った既存のメディア媒体)と、それに対抗する“ニューメディア”(=Twitter、Facebook 、YouTube等やインターネット配信サービスの番組)が拮抗しています。

 

 感覚的には、既存のオールドメディアの分が悪いようです。

 その原因は、既存メディアが今まで、極端な話では風説(ふうせつ)流布もいとわず世論誘導の道具として機能してきたことが、一般の国民に分かってしまった為だという指摘もされています。

 風説(ふうせつ)ですが、風(ふう)は、かぜ、慣習、なびかせる力等の意味です。また、説(せつ)は、人を説得し自分の意見に従わせる事。すなわち、“風説“とは、真偽はともかく自説をながすこと。言い換えれば、ある意図を持って、真実ではない“うわさ”話を流す事でしょうか。

 

 以前、某TV局の幹部が新入社員の入社式で、“テレビは洗脳装置。嘘でも放送しちゃえばそれが真実になる”等、トンデモ発言を繰り返していた事がリークされています。今となっては、随分と自惚れた、愚かな見識だと思います。結果、視聴者のテレビ離れ・一般国民の新聞離れが、現実に起きており、私達を取り巻く情報空間が、大きく変化を遂げつつあることが実感されます。

 

グラサン上差し

 ネットが普及した今の時代、仮に、既存のマスメディアが、世論を誘導するための風説(ふうせつ)を意図的に流しても、化けの皮はすぐに剥がれてしまう、そんな時代だということを、マスコミ関係者は、重く受け止めておく必要がありますね。

 

*よろしければ、此方もご覧下さい。