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今日は、哀愁(あいしゅう)という言葉です。
私は、比較的、映画が好きだと思っていますが、今までみた映画の中で、何か一つあげれば、「地下鉄(メトロ)に乗って」という映画があります。公開は平成18年(2006)、今から12年前。さて、我が国日本では2年後の夏に、2回目の東京オリンピックが開催されます。実は、この映画は、昭和39年(1963)の東京オリンピックの年に、現実とも夢とも信じがたいタイムスリップをすることから展開していきます。主人公とその父親の関係を軸に、その裏側に隠れた哀愁(あいしゅう)に心動かされる、そんな映画です。
さて、哀愁(あいしゅう)ですが、哀(あい)とは、あわれむ、悲しい、心を痛めるetc.の意味があります。また、愁(しゅう)は、物寂しく心が沈む、悲しむ、うれいetc.の意味となります。すなわち、哀愁(あいしゅう)とは、深い悲しみに浸り微妙に揺らぐ心模様でしょうか。
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私が、この言葉のような感情に至ったのは、私達子供を慈しみ育ててくれた母が、この世を去った時でしょうか。今も時々、感傷に浸ることがありますが、亡くなったその時は、悲しさのあまり声をあげて泣いたというのが正直なところです。私事で失礼しました。