史実(しじつ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ニヤリハート
 今日は、史実(しじつ)という言葉です。

 以前に購入し、持っていた書籍ですが、故渡部昇一先生(上智大学名誉教授)が著された「読む年表“日本の歴史”」。この著書は、一般的な日本史に関する著書と同じく天照大神の時代から書き起こしていますが、全文279頁のうち、明治維新以降が、実に100頁余。義務教育で使う教科書では、明治以降は余り教えないし、教科書でもウェイトは低い。たぶん意図的に低い。日本の歴史において明治維新以前も勿論大切ですが、明治維新以降の歴史は、今に生きる私達が正確に理解していなければならない、極めて重要な史実(しじつ)。渡部先生の解説は実に興味深い。

 さて、史実(しじつ)ですが、史(し)とは、出来事を書き記した書、過程の記録、時勢etc.の意味です。また、実(じつ)は、中身が備わる、真心、まことetc.の意味があります。すなわち、史実とは、過去の出来事のありのままの姿や客観的な真実。

ハート日本
 日本は戦後73年というだけでなく、明治維新150年も意識する必要があるかな。当面、日本の未来を確かなモノとする為に、戦後、占領軍(GHQ)から押しつけられた占領政策としての現行憲法を改正する大きな節目の年が、今年になると感じています。意見は、様々であって良いと思いますが、冒頭紹介した渡部昇一先生のご著書を是非一度、お読みいただいて今後の日本についてお考えいただければ幸いかな。