政治(せいじ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

国会議事堂(晴れ) 先生のバッジ
 今日は、政治(せいじ)という言葉です。

 今朝のニュースで、チョット気になる記事がありました。民主党の安住国対委員長代理が、昨日(15日)の記者会見で、自民党が報道番組で“やらせ”が指摘されたNHKとテレビ朝日の関係者から、事情聴取をする事について、「言論の自由、民主主義で守らねばならない領域に触れる恐れがある。特定の番組に政治は口をだすべきではない」と、批判した事です。おかしな事を言うものですね。マスコミが、真実を捻じ曲げた事が明らかであれば、政権を担う自民党として当然の政治(せいじ)的な対応をしているまでです。マスコミから、嘘の報道を流される国民は、たまったものではありません。民主党は分かっていないのかな?この記事には、おまけがありまして、実は、民主党自身も、NHK幹部が出席した同党の部門会議で、「やらせ疑惑」を複数回に亘って追求しています。民主党の幹部は、自身の姿を鏡に映してから発言すべきでしょう。みっともない姿をさらして恥じる事はないのかな?

 さて、政治(せいじ)ですが、政(せい)とは、民を導いて正道につかせる、国歌をおさめる、物事を筋道立てて整えるetc.の意味です。また、治(じ)には、物事を筋道通りに整える、病気を治すetc.の意味があります。基本的な所では、政(せい)も治(じ)も、共通の意味があるようです。政治(せいじ)とは、一定の権力をもって国を治める活動の事でしょう。

ろいたー 日の丸
 よく“政治経済”という言葉を目にし耳にしますが、政治と対になる言葉に、経済があります。余談ですが、“経済”という言葉の語源は、“経世済民(けいせいさいみん)”です。その意味は、世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと。また、そうした政治を意味します。「経世済民」を略して「経済」という語となったという事です。政治と経済は、そもそも同じ意味を持つ言葉だとは意外ですね。