公共(こうきょう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

勇者目
 今日は、公共(こうきょう)という言葉です。

 昨日、民主党がNHKの籾井会長を呼び、27年度のNHKの事業計画についてヒアリングを行ったというニュースが流れていました。たまたま、その時の映像を眺めていると、どうしたことか民主党が籾井氏にかみついています。何故?籾井氏は、民主党議員から“慰安婦問題はどのように報道するつもりか?”と聞かれ、“政府の方針がはっきり見えていない現状では、何とも言えない”と当然の回答をしたところ、民主党議員は、政権寄りの発言だ!と罵声を浴びせかけている。当然、籾井会長としては、公共放送であるNHK会長として、その罵声に対し、怒りの声をあげましたが、どう見ても、民主党がおかしい。このやり取りで、籾井会長に対して声を荒げるということは、政府の立場はさておいても、慰安婦問題を積極的に報じろ!としか聞こえない。今日の新聞では、朝鮮戦争時に、在韓米軍向けの慰安婦であった100名以上の女性たちが、韓国政府に保証を求める訴訟を起こしたという記事を目にしました。また、日韓基本条約で、日本政府は、個人賠償分も含めて韓国政府に渡したことを知っている韓国民が、韓国政府に対し、個人賠償分を自分たちに渡せと訴訟を起こしている。いろいろ、韓国政府にとって不都合な真実が明らかになる中で、民主党は、そうした史実や現実を、NHKで報道しろ・・というのなら、私も賛成だが。どうやら、そうでもなさそうだ。

 さて、公共(こうきょう)とは何でしょうか?公(こう)とは、個の反対語とも言われますが、偏らない、あまねく当てはまるetc.の意味です。また、共(きょう)とは、いっしょにする、仲間にするetc.の意味です。即ち、一つの国・地域の中で、公共(こうきょう)の意味する所は、広く利益をもたらすような行為の類型の事を指す言葉だと考えます。NHKという、国民から徴収する受信料で運営される組織は、当然、日本国および日本国民の公共に資さなければならない。加えていえば、日本国の公共報道機関として、偏向報道、偏った報道はいけないという事です。

インディアン NHK
 こうした公共(こうきょう)の意味から、今回の民主党のNHKに対する恫喝的な言動は、公共(こうきょうを追求するミッションを持つ公共放送NHKに対して、公の場で、言論弾圧を行った愚行だと言っても過言ではないと、感ずるところです。過去、NHKの報道については、公共放送でありながら、日本国や日本国民を貶めるような報道番組を企画したり、友邦国である台湾の人々の名誉を棄損する捏造のドキュメンタリーで、台湾国民から訴訟されるなど、偏向報道が問題視される場面が多くありましたが、まさに、籾井会長は、こうした体質を改善するための大ナタを振っていいる真っ最中であると、国民の多くが注視している事を、民主党は自覚していないのか?今日は、少々、憤慨しながら書いていますが、皆様は、如何、考えますか?