仮想(かそう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

昼寝白
 今日の言葉は、仮想(かそう)です。

 仮想空間、バーチャル空間・・といった言葉を聞いたことありますか?大抵の方々は聞いた事があると思いますが、例えで言えば、インターネット上での情報管理。実際には、存在しない入れ物を仮想空間の中に設置して、そこに、やはり目には見えない情報を、幾つかの仮想の引き出しの中に分類をしながら収納する。昨今は、この仮想空間が、現実世界を動かす大きな力になっていることを実感します。具体的には、後段で。

 さて、仮想(かそう)ですが、仮(か)とは、一時的なまにあわせ、本物でないもの、かりる、許す、仮に、まにあわせetc.の意味があります。想(そう)には、物事の形や有様を心の中に思い定める、仏教では、五蘊(ごうん)の一つとあります。Wikipedhiaをみると、「五蘊とは、人間の肉体と精神を五つの集まりに分けて示したものである。この五蘊が集合して仮設されたものが人間であるとして、五蘊仮和合(ごうんけわごう)と説く。これによって五蘊(=人間)の無我を表そうとした」とあります。五蘊とは、人間のことなんですね。難しい言葉ですが、一つ賢くなったような気がしませんか。

twitterIE
 仮想空間と現実の話ですが、今やインターネット上を飛び交う情報は、現実のリアルの世界で目にするあるいは耳にする情報以上の、多くの情報が流れてきます。今までは、知りえなかった世界の真実。とりわけ、外交関係では、日本と韓国、日本と中国、日本と米国との間の歴史認識。我々日本人は、第二次世界大戦の敗戦国として、日本は侵略国家と教え込まれ、何故、大戦が勃発したのか、何故、今になって戦争犯罪人を裁いた東京裁判が違法であった等という声が、戦勝国のアメリカはもとよりインド、スリランカ、マレーシアなどの国家元首の口から飛び出すのか。何故、そんな情報を一国民である私が知りえるのか。それが、仮想空間の中に構築されたインターネットを使ったTwitterやFacebookのものすごい情報拡散力です。いずれにしても、多くの情報に接することができる現代において、強者による歴史捏造の嘘は、もろくも崩れ去る。これが、仮想空間と現実空間がつながった今の時代であることを理解しておかなければなりません。