謙虚(けんきょ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

反省ラブラブ
 今日は、謙虚(けんきょ)という言葉です。

 最近の自己反省。謙虚(けんきょ)さに欠けているか・・。職場での立場上、仰々しい言葉で言えば指導的立場、家庭での立場は一家の大黒柱。兄弟姉妹との関係では、なんとなく皆を見守る立場。いつも自分が見守らなければいけない状況に置かれている・・と勘違いしていないか?そんな意識が、自分の心の中から謙虚さをなくさせていないか?難しいですね。物事を前に押し出していくためには、若干、強引でなければならないし、かといってそれが過ぎれば横柄にも見えるし。中庸の精神。自分に与えられた責任という重荷を降ろす時期がくるまでは、このような葛藤は、誰しもが持ち続けるのかもしれませんね。

 さて、謙虚(けんきょ)です。謙(けん)とは、自分を低くして人に譲ること。虚(きょ)とは、中身が無い、空っぽ、実が伴わない、備えがない、油断etc.の意味があります。謙虚(けんきょ)とは、自分を虚しくすること。別の言葉で言えば、仏教や禅で言う所の「無我の境地」。Wikipedhiaで「無我」を調べると、仏教用語で、「我」に対する否定を表し、文字通りには「我ならざるもの」という意味。調べるほどに迷路に迷い込みそうです。

阪本さんお願い
 朝一番で、私が意識する言葉は、5つあります。素直、反省、謙虚、奉仕、感謝。今朝選んだ言葉、謙虚(けんきょ)も入っています。毎朝、毎朝、眺めてくるこの5つの言葉。本当に、自分の血となり、肉となっているのか?我ながらダメだな~と反省の日々。皆さんは、自分はこんな人間でありたい、自分はこんな心構えで生きて生きたい、そんな事を考える事があると思いますが、私も、随分長く生きてきたが、未だに、そんな事を考えます。人間として成熟していない証拠ですね。もっと人間として成長したい。そんな心境です。