未練(みれん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

LIFE魂
 今日は、未練(みれん)という言葉です。

 私事ですが、義父が昨年秋逝去してから、既に1年以上の時間が経過しました。決められた法事もし、折々に墓参りもし、供養は欠かさないようにしているつもりですが、今年になって何故か、自動車の軽微な自損事故が、私、次女と続いたり、水洗トイレが故障したり、洗面台が一部は損したり、小さな事故?が気になっているところです。義父がこの世に未練(みれん)を残し、なんとなくイタズラをしているような錯覚を覚えます。一度、思い切った供養を行うとともに、故障したものも、全て新しいものに取り替えるなど気分一新を図りたいと感じています。ちなみに、次女が使っている自動車は、義父が生前使っていたもの。やはり、気になりますね。

 さて、未練(みれん)です。未(み)とは、まだその時がこない、まだその事が実現し終わらないetc.の意味があります。練(れん)とは、繰り返して質のよいものにする、選ぶetc.の意味があります。未練(みれん)とは、何かの理由で、この世への執着が強くて天国に昇華しきれない状況なのでしょう。義父が、無事、あの世で成仏できますよう、残された家族で一生懸命供養をするとともに、この世への未練のもとかもしれない、まだこの世での余命を残している義母への孝養も尽くさなければならないと感じています。

仏壇カラフルなお花♪
 今日、書いたことは、私の気のせいなのか、世の中にはこうした不思議な現象が本当に起こりえるのか?良く分かりませんが、いずれにしても、この世の生を終えた祖先の心からの供養は、人間としてとても大切な事だと思います。皆さんも、盆暮れにはご先祖の墓参りに行かれるのでしょうが、ご自宅に仏壇のあるご家庭は、毎日の供養は欠かさないようにしたいものです。