今日の言葉は、幸福(こうふく)です。
2011年は、春3月の東日本大震災にはじまり、地球温暖化の影響か、異常気象の中でわが国においても大きな台風被害が続き、又、世界各地でも大地震、大水害、ハリケーンなど、これでもかと言わんばかりに自然が猛威をふるった年だったと思います。
さて、こうした中で、今日は、幸福(こうふく)という言葉について考えてみました。幸(こう)とは、巡り会わせがいい、しあわせ、思いがけない幸せ等の意味のほか、”幸せを与える”という意味もあります。福(ふく)とは、しあわせ、幸いする等の意味です。幸福(こうふく)とは、”幸せの重なり”、そんな事になるのでしょう。とても幸せな状態を、幸福というようです。
年の瀬に当たって、わが事も、社会の事も、日本の事も、世界の事も、あれこれ思いをめぐらしているうちに、幸福(こうふく)とはなんだろうかといった思いに至ったところです。感じ方によっては、同じ状況でも幸せを感ずる人もあるでしょうし、不幸と感じる人もあるでしょう。出来るならば、今の自分が幸福なのか?と問いかけたとき、世界中の不幸な事象に思いを巡らせ、それでも自分は幸せである、と感ずることができれば良いですね。ただ、今のわが国経済社会の状況は、将来の生活に不安を抱かせるに充分な不安に満ちています。来年以降は、もっと明るい日本の未来が開けると信じて、今年の幕を閉じたい。