神話(しんわ) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

橋本・空(くう) ?たいよう
 今日は、神話(しんわ)という言葉です。

 第二次大戦から奇跡的な復興と奇跡的な日本の経済発展は、いまや昔話、神話の類となっているかもしれません。今日の日経朝刊「大機小機」には、”日本国債神話”が崩れ始めた・・といった論説が掲載されました。日本の奇跡的な復興は神話のような事実であったが、世界一の借金大国となった日本がギリシャのような国家破綻状態に見えない状況も極めて不自然で、神話の類かも知れません。現実には、日本の財政はもはやごかましで先送りするような状況にはなく、稚拙な財政運営では、わが国をがけっぷちから突き落としかねない。今は、日本版ソブリンリスク(国家の信用危機)が顕在化する直前にある・・失われた20年のあと、今、日本に残された時間は少ない。私も同様に感じますし、日本国民の誰しもが感じている極めて近い将来への危機感だと思います。

 さて、神話(しんわ)です。神(しん)の意味です。神とは、天地を支配する不思議な力をもつもの、人間を超越した宗教的な存在、肉体にやどる心の働き、又、心そのものを意味する場合もあります。また、話(わ)ですが、話をする、物語等の意味となります。即ち、神話(しんわ)とは、人智を超越した(存在の)話しのこととなります。

ハートはぁとたち
 今年の春3月の大震災からの復興は、今後、順調に進んでいくのか。振り返ってみると奇跡的な復興であった・・と言えるように、被災地が復興・復旧できるように、国を挙げて取り組んでいかなければならないと思います。来年は、辰年。辰(たつ、しん)は十二支のひとつである。通常十二支の中で第5番目に数えられます。年末を迎えるに当たり、来年が、”昇り竜”のような勢いのある年になりますよう、皆さんとともに祈念したいと思います。