爆発(ばくはつ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日は、爆発(ばくはつ)という言葉です。

 爆発と言うと、火山の爆発とか、自動車事故に拠る車両の爆発とか、あるいは先の大震災の際に起きたガソリン貯蓄タンクの爆発事故とかを思い出しますが、もっと怖いのが”人口爆発”です。国連の人口推計では、世界の人口は今月末で70億人を超えるそうです。先進国では少子高齢化が進んで人口増加は抑制されていますが、アジア・アフリカの発展途上国では、爆発的な人口増加が続いています。そして、一方では、食糧不足に拠る飢餓が大問題となっています。今朝の日経朝刊の社説で、この問題を取り上げていましたが、記者の論じ方が稚拙で、爆発的に増加する人口をいかに養っていくか、食糧問題をいかに解決していくか・・といったものですが、そういった目先の話は勿論あるわけですが、目の前にあるのは人口の爆発的な増加による、人類という種の絶滅の危機、そこまで意識をめぐらせる必要があるのでは。すなわち、爆発的な人口増加を如何に抑制していくのが、最大の課題だということです。

 さて、爆発(ばくはつ)という言葉です。爆(ばく)とは、急な膨張や化学反応ではじけることを意味します。また、発(はつ)とは、矢をはなつ、初めて外に現れる、明らかになる等の意味があります。爆発(ばくはつ)とは、急な膨張の結果初めてその影響が目の前に現れることを意味します。内部の圧力により破裂する状態。人口爆発とは、地球が、人類という種を生存させるための適正人口を超えはじめた状況にあることを意味します。

にここ泣
 今、わが国も世界各国も、地球温暖化に拠る異常気象から、地震、津波、洪水、ハリケーン、台風、様々な巨大な自然の力の脅威にさらされています。北極、南極とも巨大なオゾン・ホールができて生物に危険をもたらす紫外線が降り注いでいます。加えて、人口爆発です。人類は、民族とか国家とか小さな単位の利害得失にとらわれているうちに、人類全体の存亡の危機に直面することになる。世界中のリーダー達には一刻も早く、こういった問題に力を合わせて取り組んで欲しい。