煙草(たばこ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

棒人間!ブルーレイ
 今日の言葉は、煙草(たばこ)です。

 煙草(たばこ)の健康被害が言われるようになって久しい。かくいう私も10年ほど前までは、30年前後の喫煙歴をもつヘビースモーカーでした。いまほど、健康上の問題がいわれなかった時代から吸い始めた訳ですが、昔は、銀幕のスター達が、かっこよく煙草を吸っていたり、葉巻をくゆらせている姿にあこがれたものです。今となれば、馬鹿な事にあこがれたものだと思います。今日のネットニュースで、日本禁煙学界が、たばこの発ガン物質ポロニウムの測定を、小宮山厚生労働大臣に要望した記事がありました。禁煙学会の理事長である作田学・杏林大客員教授の話に拠れば、「煙草は、土壌から放射性の重金属を非常に効率的に取り込み、濃縮する性質を持つ」とし、セシウム濃度の高いところのある東北・関東での葉タバコの調査を要請しました。また、1980年に当時の日本専売公社(現日本たばこ産業)が、「ポロニウムと受動喫煙の関係を調べるべき」と記述した記録が残っていたことに言及し、製品化された煙草も調査するよう求めたという。それにしても、30年以上前に、受動喫煙の危険性を承知していながら、当時の専売公社は何だ!(怒)、と思いますね。

 さて、煙草(たばこ)ですが、よんで字の如く”けむりくさ”です。ウィキペディアをみると、タバコ(たばこ、煙草、Nicotiana tabacum)はナス科タバコ属の一年草の亜熱帯性植物。葉の成分として有毒で習慣性の強いニコチンを含む。日本の法令上は「タバコ属の植物」を「たばこ」といい(たばこ事業法2条1号)、「たばこの葉」を「葉たばこ」(たばこ事業法2条2号)という。そして、「葉たばこを原料の全部又は一部とし、喫煙用、かみ用又はかぎ用に供し得る状態に製造されたもの」を「製造たばこ」と呼ぶ(たばこ事業法2条3号)。いずれにしても、葉の成分に有毒で習慣性の強いニコチンを含む煙草(たばこ)が、健康上、決して良くないのは間違いなさそうです。

๑⊙ސު⊙๑エンド
 かって喫煙者であった私だから言いますが、煙草(たばこ)は喫煙者本人はもとより、周囲の人たちの間接喫煙にも大きな問題がある嗜好品だということを充分理解して、禁煙治療などを行って、自分や自分の家族・友人のためにも禁煙すべきだと考えます。