今日は、官僚(かんりょう)という言葉です。
今朝のTVで、改革派官僚として有名な経済産業省の古賀さんが出演していました・・その理由は?松永事務次官から、今日(15日)までに辞表を提出するように求められており、恐らく、その不当性を訴えるための出演だと感じたところです。役人の場合、悪さをすれば降格とか解職もあるそうですが、古賀さんの場合、そういった理由が見当たらず、天下りなど現在の国の仕組みについての論評や改革案を提示していることをもって、解職はできないとのこと。従って、本人が自主的に辞めない限り、職を失うことはないそうです。それにしても、経済産業省の事務方のトップが、行政改革を訴え続けることをもって辞任を迫るとは何事か!その後ろに、民主党の仙石議員の姿も見え隠れするが(かって、古賀さんを恫喝したことがある)。海江田経済産業大臣は、大臣としての識見で、この優秀な官僚を追放するような動きを阻止すべきである。解任するのであれば、意図不明の人事を迫る松永事務次官のほうではないのか?こちらのほうが、法律的にはよっぽど問題ではないか。
さて、官僚(かんりょう)の意味です。官(かん)とは、役人、役所、役人の地位、つかさどる等の意味があります。僚(りょう)とは、同じ役目にある仲間、友、役人などの意味となります。官僚(かんりょう)とは、役人のことを意味しますが、官僚的(かんりょうてき)というと、形式的で柔軟性に欠け、権威主義・秘密主義の行動や態度をとることを意味します。改革派官僚である古賀さんは、そうした官僚的なるものを打破しようと奮闘している貴重な人材です。
私も含め、世の中の人たち、心ある政治家、心ある官僚の人達は、古賀さんを役所から追い出すことを許さない。わが国の行政機関には、優秀な人材が集まっているが、その優秀な人材が、わが国ニッポンのために活躍できるような土壌をしっかりと固めていくためにも、改革派官僚たる古賀さんを役所から追い出してはいけない。同時に、第二、第三の古賀さんが現れ、真に、国のためになる官僚組織の構築に向けた動きが加速されなければならないと信ずる。