人徳(じんとく) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日は、人徳(じんとく)という言葉です。

 人に備わっている徳(とく)とは、いったいなんでしょうか?人から慕われる、他人に対する暖かな思いが自然にわき出てくる、その人が側にいるだけでその座が和やかになる・・等、徳を備えている人がいるだけで、その場の雰囲気が変わってくる。逆に、徳(とく)がない人、人から好かれない、他人に対して冷たい視線を投げ続ける、その人が側にいるだけで座が暗くなる・・等、徳を備えていない人がいるだけで、その場の雰囲気が悪くなってくる。徳が備わっている人、徳が備わっていない人、そんな事を、誰かに感じたことありませんか。

 さて、人徳(じんとく)です。ここでは、徳(とく)という文字の意味を考えてみます。それは、身に付いた品性、正義に従う人格的能力、広く他に影響を及ぼす望ましい態度などの意味があります。この文字についている”ぎょうにんべん”は、「徳」「往」「御」など、人が行うべき道に関する字を表しています。人徳(じんとく)は、”にんとく”とも読みますので、仏教の根本理念であり、思いやりや慈しみを意味する仁(じん)の文字を想起させます。

ラブラブ!!
 徳(とく)というものは、天性のものなのか、人生経験を通じて培われてくるものなのか。恐らく、どちらにも当てはまるものなのでしょう。生まれ落ちた瞬間から、まばゆいばかりのオーラを放ち聖人としての徳を備えている人もいれば、人生の様々な経験で人格を磨き、徳(とく)を身につけてきた人もいることでしょう。年を重ねるほどに、徳を積む。そんな人生であるべきですし、そうありたい。
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