友達(ともだち) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

信人ダイヤ

 今日は、友達(ともだち)という言葉です。


 今回の大震災では、被災地復興支援のために自衛隊院10万人以上が現地入りをしているが、実は、同盟国であるアメリカは対日災害支援のために1万8000名の米軍を動員し、この支援には、空母ロナルド・レーガンやエセックス等の航空機も参加している、まさに史上最大の支援となっています。この支援作戦を米軍では、”トモダチ作戦”と呼んでいます。米国の支援について、沖縄の米軍基地問題などから、うがった見方をする人達もいるようですが、同盟国・米国の支援について、率直に感謝をしたいと思います。こういう非常事態に、わが国を巡る国際関係、友邦国との関係が浮き彫りになってきます。


 さて、友達(ともだち)という言葉です。友(とも)とは、ともだち、仲間、付き従う者等の意味です。また、達(たち)は、複数を表す言葉ですが、古語では、「ら」や「ども」に対して、尊敬の気持ちを含む言葉と言われています。友達(ともだち)とは、志を同じくして同党の相手として交わっている人のことです。日米関係を考えると、日本は米国に対して従属しているような外交関係にあると批判する人もいますが、友達の意味を考えると、相互尊敬関係の中にあると考えたい。


スマイルnew

 世の中には、いろいろな考え方がありますので、いずれにも一部の理がある、絶対の真実はないとは考えますが、こういった非常時における他からの支援については、くり返しになりますが、率直に受け止めることが肝要でしょう。ただ、こうした中でも、わが国は複雑な国際関係の中にある・・という状況には変わりはないので、近隣諸国との関係は、民間レベルの交流は非常に順調であることが多い中で、継続的に意を注いで行く必要が、政治の役割としてあることには間違いありません。