無事(ぶじ) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

まる虹

 今日の言葉は、無事(ぶじ)です。


 私の兄弟姉妹は、皆、生まれ故郷の静岡県富士市やその近辺に在住しています。何も連絡がない時期が続くと、ちょっと心配になってメールでご機嫌伺いをすることがあります。便りのないのは無事(ぶじ)な証拠といいますが、ほとんどがそういった状況です。まれに、良い知らせを聞くこともあります。良いことなら教えてくれよ!とい思いますが、無事な証拠ですから良しとしましょう。


 さて、無事(ぶじ)の意味です。無(ぶ)とは、ない、存在しない、欠けているといった意味で、有(ゆう)の反対語です。次に、事(じ)ですが、ことがら、人の行為、奉仕する等となります。無事(ぶじ)とは、取り立てて言うほどの変わった事がないこと・・なるほど、そうか。取り立てて言うほどの事がない状態ですか。何か哲学的な深い意味がありそうな感じがするのは、気のせいでしょうか。昔は、仕事がなく暇な状態も意味したようです。無事であることが良いことなのか、困ったことなのか?


めかぶぽっ

 今日は、仕事上の一つの区切りの会議があります。年度末を締めくくる会議です。準備周到。イチローではありませんが、10の仕事をするために、100の準備をする。そんな感じでいつも臨んでいますが、今日も同じです。もちろんネクタイは、私の勝負カラーの黄色。あっ!これはどうでも良かったですね。無事に終えることができますように。成功イメージをもって臨むことにしましょう。