成長(せいちょう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

西くんはーと

 今日の言葉は、成長(せいちょう)です。


 人は、自分の身体はもとより、精神的な成長について、いつ、どんな時に気がつくのでしょうか。精神的な成長とは、子供から青年へ、青年から大人へ、大人から老人へ。年代によって身体が変化してきますが、同時に心も成長・変化をしていくはずです。いったい、いつそういった精神的な変化に気がつくのでしょうか。


 成長(せいちょう)という言葉ですが、先ず、成(せい)という文字です。その意味は、成る、成す、物事を成し遂げる、育つ等となります。心の成長という意味では、成熟という言葉に通ずるところがありそうです。心の熟成が精神的な成長ということか。次に、長(ちょうですが、長い間、期間が長い、とこしえに、あるいは伸びる・伸ばすといった意味もあります。成長(せいちょう)とは、”育って成熟すること”という意味ですが、文字の意味からは、長い時間をかけて心が成長をしていくこととなります。


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 人は、自分の精神的な成長や変化に、いつ、どうやって気づくのか?肉体的な成長は、成長のひずみということが起こります。短い時間の間に身長が伸びる過程で、身体に不具合がおきることです。それでは、精神的な成長はどうか?身体とは違い、その成長のスピードは目に見えるものではありません。ただ、小さな子供が、純粋無垢な心を鏡に、今の社会で起きている様々な事象に、批判の目を向け驚くべき大人っぽい発言をすることがあります。我々の目に見えないところで、心は成長を続けている。