情操(じょうそう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ドキドキニコニコ

 今日は、情操(じょうそう)という言葉です。


 よく、情操教育という言葉を聞きます。Wikipediaによれば、「情操教育 (じょうそうきょういく)とは、 感情や情緒 を育み、創造的で、個性的な心の働きを豊かにするための教育、および道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育の総称」との説明があります。

 卑近な例で、私事をお話すれば、私は子供達の情操教育のため、柴犬の雑種を飼いました、動物との触れあいが子供達の心の中に生き物にたいする優しさが生まれることを期待したものです。また、私の家内の老親との同居も決めました。これは、子供達の心の中に、年老いた老人への思いやりの心が醸成されることを期待しての事です。


 さて、情操(じょうそう)という言葉の意味です。情(じょう)とは、こころ、まごころ、なさけ、人間の心の働き等の意味があります。この文字は、りっしんべん(=心の意味)と青(あお)という文字の組み合わせです。”青い心”です。青という文字には、晴れた秋空や藍染めのような色を意味する他、”若い”という意味もあります。情(じょう)とは、真心、情けを意味しますが、その裏側には汚れのない澄んだ秋空のような精神状態が隠されているのかもしれません。操(そう)とは、あやつる、みさお、心身を固く守る等の意味があります。情操(じょうそう)とは、前述のWikipediaによれば「高い精神活動に伴って起こる感情、情緒より知的で安定感があり、持続できる情緒的態度を指す」と説明があります。


ラブラブ目

 子供達よ!・・と私は叫びたい。生き物に優しくあれ、年老いて力を失いつつある老人に愛情を持て、自分が今あるのは、自分の周囲の方たちの優しさの賜物であると、感謝の心を忘れるな。日本中の親御さんが、そうした事を考えながら子供達に接し、育てていくことで、日本の未来は、なお一層明るい輝きを増してくると信じたい。