今日の言葉は、彷徨(ほうこう)です。
彷徨(ほうこう)、ちょっと難しい言葉ですね。例えば、今の大学4年生の就職活動は、内定率の低さから分かるようにかってない厳しさにあるようですが、一方で、安定志向、大企業志向が強すぎて、求人倍率の低い中小企業には目を向けようとしない。これから始まろうとする人生の入り口のところで、既に、道に迷っている感じです。こうした状態を、彷徨(ほうこう)と言います。さまよっている状態です。就職浪人すれば、来年は、希望する大企業に入社できるかといえば、その確率は極めて低い。大企業志向に走らず、中小企業でも良いではないですか。人生はこれから。決断の第一歩が今だと思います。
改めて、彷徨(ほうこう)という言葉です。”目当てもなく”さまよう事です。青春の彷徨・・という使い方があるようですが、若いと言うことは、将来への希望と裏腹に不安も強く、大きな迷路の中でもがき、苦しむことが多いようなきがします。気がします、というのは私の青春時代がどうだったのか、既に、遙か遠くの記憶のかなたに行ってしまっているから。彷徨(ほうこう)と同音の言葉で、方向(ほうこう)があります。方向とは、道筋の向きを意味します。
迷路のような青春時代を過ぎた後は、しっかりと自分の進む方向を見つめたい物です。