活性(かっせい) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

あげあげあげあげ

 今日の言葉は、活性(かっせい)です。


 私が最近興味を引かれていることは、地域活性化ということです。たまたま、地方都市を訪問することが多いことから、その土地の外観、その土地が栄えているか廃れているか、どうしてそうなのか、行政機関の方々や商工会議所の方々から話を伺うことが多いのですが、悩みは、如何にして”我が町を活力溢れる”状態に戻すか。如何に、地域活性化を図るかということです。


 活性(かっせい)という文字ですが、活(かつ)とは、さんずいがついているように、水が勢いよく流れるように動く、生きる、生き返らせる等の意味があります。性(せい)とは、天から与えられた本質、素質、雌雄の別などの意味があります。活(かつ)の意味の一つに”生き返らせる”というのがあります。まさに、我が意を得たり!です。活性(かっせい)とは、生き返らせることなんです!地域活性化とは、一度廃れた我が町に、活力を注ぎ込み、蘇らせる事なんです。


やじるしやじるしやじるし

 そのために何が必要か。戦争であれば、軍師・軍略家、そして優れた戦術。今風にいえば、すぐれた街づくりのコーディネータが必要なんです。ただ、それだけでは駄目。それを実行するのは、地方行政であり、地域住民であり・・ということで、地域が一丸となって取り組む空気を高めなければなりません。一朝一夕では成し遂げられるものではありませんが、条件さえ整えれば、成せば成るです。成らぬは、人の成さぬなりけりです。しようとしなければ、できるものもできない。日本中の課題となっている、地域活性化、地域づくり、商店街づくり、地域からのうねりのような盛り上がりが欲しい!