手術(しゅじゅつ) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

アーサー(まったく・・・)矢印

 今日の言葉は、手術(しゅじゅつ)です。


 実は私、昨日、都内某病院で、腹部皮下腫瘍の摘出の日帰り手術を受けました。仰々しい感じですが、簡単にいえば、おなかの皮膚の下にできた脂肪の塊をとるための手術です・・とはいっても、手術は手術。結構、緊張するものです。手術前には、検温と血圧測定を行いますが、気持は落ち着いているつもりが、血圧が普段より上も下も、20以上も高くなっており、自分の緊張感を表す結果となっていました。手術を受けている時の気持ですが、こんなことを考えていました。人はいずれ老化という現実に直面し、老化による体調の変化、病に悩まされる時が来る。それにそなえて、一つの経験として、自分の体にメスが入るような事も体験しておいたほうが良い・・等と。血圧はあがりましたが、我ながら、落ち着いていたな~とは思っています。


 さて、手術(しゅじゅつ)という言葉です。先ず、手(しゅ)ですが、これは言わずもがなですね。それでは、術(じゅつ)の意味ですが、わざ、てだて、手段、不思議な方法などとなります。なお、”術後の経過”というと、術は、手術という意味になってきます。手術とは、人の手のなせる技。身体にメスを入れるのは人の手。最近の医療は凄い。今回の手術でも感じましたが、麻酔の技術、医療の高度化、体験してみるとしみじみ感じます。よく、高度な医療技術を駆使して難病の解決に当たる名医の手を、”神の手”などと言うことがありますが、まさに現在の医療の進歩は、多くの神の手を生んでいるような感じです。


アーサー(スマイル)!

 自分の身体に変調を感じた時は、検査や手術を恐れることなく、進んで病院に足を運ぶ。日常の健康管理と合わせて、こういった心構えでいることも、自分の健康を守るためには必要だ・・と思ってください。手遅れになって後悔をすることのないよう。