寒風(かんぷう) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

アメンバーアゲ

 今日の言葉は、寒風(かんぷう)です。


 この季節の外気温が低いのは当然のことです。私は、休日にはだいたい早朝のゴルフ練習場にいくのが常ですが、今朝も、寒気きびしい中を行ってきました。冬の寒さというのは、体調が良い時には心地よく感ずるものです。子供は風の子、大人は火の子などといって、大人になると寒い外気に触れるのを敬遠しがちになりますが、家の中にちじ籠もることなく、外にでましょう。身体ばかりではなく、こころもキュッ!と引き締まります。


 さて、寒風(かんぷう)とう言葉の、寒(かん)の字です。寒(かん)とは、小寒(しょうかん)の始まりから大寒(たいかん)の終わりまでの間をさします。よく、寒の入りとか、寒のもどり・・とか言いますね。小寒とは寒さが最も厳しくなる頃という1月5日。小寒後15日で大寒に入り、大寒後15日で、寒が明けます。寒の内とは一年の内最も気候の寒い季節。最低気温が観測されるのもこの頃が一番多くなっているそうです。次に、風(ふう)の意味ですが、自然現象の風(かぜ)のほかに、おもむき、ていさい、ふり等の意味もあります。寒風(かんぷう)とは、厳密に言えば、単に寒い風ということではなく、寒の時期に吹く冷たい風の事を意味することになるのでしょう。ただ、普段はそこまでは意識せず、ひどく寒く感ずる風の意味で使っています。


ハート笑

 今は”寒の時期”です。一年で最も寒い季節。風邪などをひいてしまうと、寒さ厳しき折から、結構辛いものがあります。皆さん、手洗いとかうがいの励行で、風邪はある程度防ぐことができます。今年は、昨年のような新型インフルエンザの騒ぎもありません・・が、十分に気をつけて、元気にこの季節を乗り切りましょう。春は、もうそこまで来ています。