奔流(ほんりゅう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

嬉しいざっそー

 今日の言葉は、奔流(ほんりゅう)です。


 新年が明けたばかりですが、時代は我々の意識が覚醒するのを待たずに、奔流となって流れ始めています。政治の世界では、いまの閉塞感をなんとか打破しようとする動き、経済は、なんとなく明るさを感じるようなニュースも。わが国は貿易立国であると同時に、技術立国でもあります。昨年は、中国のレアアースの輸出制限などが大きな話題となりましたが、今年はどうでしょう。わが国の高い技術力から生み出される”炭素繊維材料”なるものがあります。鉄の10倍の強度をもつ一方で、軽量で耐熱性に優れる。今までは、一般産業用、航空機などに使用され、世界でも年間10万トン程度しか生産されておらず、わが国企業3社で、全体の50%以上を生産しているという高度な技術力を必要とする素材です。これが新たな発明で、従来以上に加工が容易な新素材に生まれ変わるそうです。自動車などで利用されるようになると、新たに100万トンの需要が期待できるそうです。科学の分野でも時代の流れが加速していきます。


 さて、奔流(ほんりゅう)という言葉です。奔(ほん)の文字は、先を急いで勢いよく走る・・という意味です。また、流(りゅう)は、流れる、ながす、さまよう、世間に伝わる、仲間etc.使われる場面でいろいろな意味をもってきます。ネットのツールがどんどん高度化していく中で、世の中の流れ、時間の流れが、どんどんスピードアップしているのが実感できます。まさに、奔流の如く、世の中が動き、変化し、新しい未だ見ぬ時代に向かって進んでいます。


^p^黄オレンジ☆

 時代の奔流、時代の流れの速さに無理をして追いつこうとする必要はありませんが、時代の奔流がどんな方向に向かって流れているのか、いろいろな情報をキャッチするアンテナの感度を高めるよう努めたいと思います。自分の立ち位置をしっかり確認しながら毎日を過ごしていくためにも、時代の奔流、具体的には、例えば、新しいインターネットツールであるスマートフォン等、進化を続ける様々なアプリやソフト。慣れるより、慣れろ。時代の奔流や波を恐れずに、自然体でのっていきましょう。