文書名 在庫に関する経営戦略
文書番号 0053
作成日 2013/09/02
ジャンル 財務会計
Ⅰ 事例
① 在庫は、すぐに売れるものと売れずに滞留しているものを明確に分類しよう。すぐに売れる在庫は、不足すると売上に影響する。売れない在庫は死に金と同じだ。
在庫削減のマスターブラン
まず第Ⅰ段階として、死に筋と売れ筋の在庫を1品目単位でグルーピングすることだ。この場合、主観的な判断ではなく、商品回転率を計算すること。 商品回転率は 在庫の金額 ÷ 年間の売上高 ×365日で 計算できる。
これを 商品グループごとに 細かく算出して ランキングすべきだ。また、率だけではなく 量にも注目する必要がある。
第Ⅱ段階は、売れ筋と死に筋の分析になる。なぜ売れ筋なのか、なぜ死に筋になってしまったのか。そこを明確にしないと改善策は出ない。例えば季節商品で売れ残ったから死に筋になったと仮定する。なぜ、今年だけ売れ残こったのか、近隣に大規模店鋪が出店したのか。もしそうならが、その大規模店鋪の売場に毎日 観察しにいくことが必要だ。孫氏 曰く、「敵を知り己をしれば 百戦百勝危うからず」
そのような研究と考察を毎日繰り返していると、かならず見えてくるものがある。この大規模店鋪は、ここが不足しているな、あるいは 顧客はこういうことに不満を抱いているかもしれない。その ニッチなスキマにこそ、チャンスが存在する。
中小企業の多くは、このような調査して戦略を立てる人材が乏しい場合が多い。自社内の欠落する経営資源を補う方法としては、いまは 公的なサポートも多い。また、会計事務所や取引銀行と懇意になって アドバイスを求めることも有効だ。
Ⅱ あとがき
在庫がキャッシュ・フローを圧迫するという記事を書こうとした。多くの経営分析の書籍では、在庫を圧縮して資金回収することとしか 書かれていない。だれも 好き好んで在庫を抱えてる商売人はいない。
在庫が売れれば資金繰りは楽になる。そんなこと だれでも分かる。重要なのは在庫を減らすためにはどうすれば良いかをアドバイスすることだ。難しい問題ではあるが、小規模の店鋪を想定してアドバイスを考えてみた。
その一方で小規模店鋪の経営者も改善すべき事項がある。キチンと在庫を把握していないことだ。「どんぶり勘定」では改善できない。
Copyright ( C ) 2013 経営デザイン CONTACT US : kd.takagi@gmail.com