1986年 ロータス 98T (JPS ロータス)セナ | 鈴木東 K.breedのブログ

鈴木東 K.breedのブログ

たかが金魚 されど金魚

ホルムズ海峡近辺でのタンカー攻撃の背後に

イランがいる との報道がありますが、私はそれを信じません。

 

信じるか信じないかは貴方次第。

 

ポンぺポンぺ 〇ビになれポンぺ

 

そんな中、また本日も、私の独断と偏見にて

1台のF1マシンをご紹介させて頂きます。

 

 

元F1レーサーで、1990年のル・マン王者マーティン・ブランドルをもってして、

 

 

「信じられないような加速」 

 

 

と言わしめた F1マシンが

 

この 1986年 ロータス98Tで、

だいたいの方は、

セナと聞けばすぐにマクラーレンHONDAのMP4シリーズが思い浮かぶとは思いますが、

セナと聞いて、このロータスを真っ先に思い浮かべる方も少なくはないはずです。

 

一般的には JPS ロータス と呼ばれていて、(セナのではなくてもJPS ロータスは存在しますが)

ブラック&ゴールドのコントラストが兎に角かっこいいに尽きる1台であり、

セナのフィギュアがこれまたかっこいい。

 

ただ、足の先っぽは いったんもめん ですけどね。

足の先っぽが いったんもめん でもかっこいいのがセナ。

 

この、ロータス98T、

車重は500Kg ちょいにして1200馬力のエンジンを搭載。

(1500ccのV6ターボ / ルノーエンジン)

 

普通乗用車が3000馬力程度のターボエンジンを積んでるのとほぼ同じという、

考えただけでも恐ろしいマシンですが、

これをいとも簡単に操縦し、16戦中8回もポールポジションを獲得してしまうセナの凄さ。

 

しかもセナの凄いところは、

 

こんな究極じゃじゃ馬なバケモノ

 

雨の日に至ってもその神業的テクニックでねじ伏せてしまうというところで、

 

このあたりの凄さが、

神格化されるセナとされないプロストの決定的な差でもありますね。(他の要素もありますが)

 

とかくプロストは雨に弱く、

 

セナは雨にも強い。いや、雨に異常に強い

 

1984年の、セナ伝説の始まりも 雨 でしたよ。

 

雨のモナコ

 

いい響きですね、雨のモナコ

 

雨のエトランゼ という、鮎川誠の曲も大好きですけどね。

 

あなたはカフェで本を読んでた音譜 という出だしの曲で、

 

まぁ、それは置いといて、

セナがデビューして6戦目?ぐらいか7戦目?ぐらいか

それがモナコGPで、この時セナは、当然ながら新人です。

(1984年 トールマンからデビュー

 ゲルハルト・ベルガーもマーティン・ブランドルもデビュー年はセナと同じ)

 

この時、大雨の中、あの神ニキ・ラウダをぶち抜き、

世界中の人々の度肝を抜いたセナ。

 

特に雨天時に魅せるあの卓越したドライビングテクニックは、

セナがデビューした当時には既に備わっていたもので、

この才能にビビったプロストは、

(このままじゃ、あの新人に表彰台を奪われてしまう←ここは私の想像 と、

雨足が強まり、大雨で危険

という事を理由に、このレースの中止を迫り、そして赤旗が振られました。

この頃から既にプロストはセナ怖い

 

雨だからレースやめよう! って、

こんな事を言うF1ドライバー、プロスト以外に知らないですけど。

 

この時セナは、予選13位から、なんと2位です。

レースを中止していなかったらたぶん優勝していたと思いますね。

 

しかもトールマンで、あのニキ・ラウダのマクラーレンをぶち抜き、

グングン引き離していった。

この年(1984年)のワールドチャンピオンは神ニキ・ラウダであり、

表彰台にも50回以上ものっているような

そんな偉大な人物を新人が大雨の中ぶち抜くんですから、

この衝撃は流石に凄いものです。

 

普通は有り得ない事でしょうが、

グリップの極限までもを攻めきれるセナだからこそ可能な神業でしょうね。

あと0.5mmアクセルを踏んだらスピンする

そのギリギリ0.5mmぐらいを判断できる研ぎ澄まされた感覚が備わっているんでしょうね。

 

もちろん、レースが中止となったお陰でプロストは(思惑通り)1位

中止していなかったらたぶんスピンしてリタイア。

 

いや、プロストはほんと、

ちょっとの雨でもすぐにスピンしますから、

あの大雨なら、本当にマジやばかったですよ。

 

プロストのような、偉大なる記録を残しているようなF1ドライバーが雨に弱いなんて

いったいどういうこと? と思いますが、

このあたりが不思議でしょうがない。

 

で、モナコと言えばモナコ公国。

モナコ公国と言えば、そう、

フランスの中にあるお金持ちがよりお金持ちになれる怪しい素敵な夢の国。

 

そしてプロストは、

 

そうです、ボンジュールの フランス人です。

 

何か、政治的なキナくさい臭いがプンプンしており、

ヨダレしたたる焼き鳥のような いい香 が漂っていて素晴らしいですね。

 

このモデルは1/18で、やっぱり、モデルカーは 1/18 が一番いいサイズですね。

 

シェルモデルとなってますので、エンジンの細かい作り込みはなされていませんが、

外観を見るだけでも十分に楽しめるモデルです。

その分、お財布にもちょっと優しい価格ですよ。

但し、セナモデルはいまだに人気が高いですので、そんなに優しくもないかもしれません。

 

この1986年モデルのホイールはブラックですが、1985年モデルはシルバーメッキで、

ちょっと煌びやかな感じがします。

どっちが いい とは言えないです。それはお好みで。

迷ったら2台買うべし。これ後悔しない為の鉄則です。

 

デカールの細かいところまで見ると、実車と完璧に同じではなく、

まぁ、実車と完璧に同じものは、他のモデルでも皆無ですが、

それでもかなり実車に近く、ニヤケる程のリアル感があります。

 

F1が、一番F1らしかった頃のF1マシン。

まぁ、だいぶ昔のマシンもそうですけど、特にこの前後のマシンから

1990年代前半にかけては魅力的なマシンが多いですね。

 

またプラモデルを作りたくなりました。

 

F1の実況で古舘伊知郎がセナの事を

 

音速

 

と言ってましたけど、

うまいこと言うなぁ~ プロレスだけじゃないんだ  と、感心していました。

 

セナが天に召されて早25年程度経過していますが、

今も尚、心のネガにくっきりと焼き付いているあの感動の雄姿。

 

セナって、笑っていいとも にも出たことあるんですよ。

 

これご存知の方は凄い。

 

セナのJPS ロータスで御座いました。