M5StackでMSXのジョイパッドのボタンが押せるぞ! | 令和に始めるX68000

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ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

今日(もう昨日の5/18のことです)は東京でベーマガのイベントが開催されるということで、可能であれば参加したかったところですが…散財し過ぎて旅費が捻出できず残念。ではどうするか?対抗してイベントを開催するしかない!

 

 

なんと、急遽開催が決定したのが開催時間のたった1時間ほど前というね(笑)。案の定、忘れ物をした(^_^;) しかし、それが後に思わぬドラマを生むことになるとは、その時は知る由がなかったのであった…。

 

技術的な話題は今年のMI68で頒布予定の本に譲るとして、ここでは今日の楽しかった出来事を時系列的に振り返ってみようかと思います。

 

ひと月前くらいになりますが、ゲームアンティークでHUYEさんにM5StackでATARI規格のジョイパッドにボタン入力をすることができないか相談をさせてもらっていました。その様子はこのブログでもご紹介しましたが、その第2ラウンドをお願いしようとHUYEさんと相談をさせてもらっていました。

 

そしてもしかしたら日曜日いけるかも、とHUYEさんからご連絡をいただいたのが金曜日の夜でした。「やったー!じゃあ準備は明日中にしなきゃね!」と喜んだ後、いつものように(笑)金曜日の夜は夜更かしをしつつ、今日起きたのはお昼ごろでした。

 

ここでHUYEさんから「今日仕事早く終わったから行けるぜ?」(注:脚色していますw実際は丁寧なお話のされ方でした)とお誘いのDMが!嬉しくなった私は手当たり次第に必要そうなものをバッグ2つに詰め込んでクルマに飛び乗ったのです。目的地は、大阪の日本橋にあるデジットさん。なんとそこには「ものづくり工作室」という色々道具を借りて作業ができるスペースがあるんです!HUYEさんと電子工作するならうってつけの場所ということで、前から目をつけていました。

 

ほどなくして現地でHUYEさんと合流。まずはお買い物です。ゲームアンティークの時に教えていただいていたオープンコレクタのゲートIC「74HC07AP」を購入して、デジットさんのポイントカードを作り、いざ!ものづくり工作室へ!

長机2個分くらいのスペースを自由に使えました。まずは先ほど買ったゲートICを家から持ってきたブレッドボードにセット。他に家から持ってきたものも机に並べていきます。M5Stack、M5Stack用のプログラム開発で使用するノートPC、そして動作確認用のMSX。MSXにはX68000と同じ、ATARI規格のジョイパッドが使用できるので、小さく持ち運べるMX-101をチョイスしました。

 

この段階で私は忘れ物に気づいていました。MX-101のACアダプターです(泣)。「動作確認できる段階までいったら、ACアダプターを買えばいいか」ということで、ひとまず工作を進めます。

ゲートIC周辺の様子。この段階では通電を確認するためのLEDと抵抗も繋がっています。

 

左側に黄色と緑のリード線が延びていますが、これがMSX本体のジョイパッド端子に接続されます。右下に映っているM5Stackでは、まだ去年のMI68用のプログラムが稼働しています(笑)。

 

これでハードウェア的な接続は終わっているのですが、ここでM5Stackのプログラムを開発しなければなりません。今日、出発前に慌ててダウンロードしていたArduinoのIDE(統合開発環境)をインストールしていきます。M5Stack用のライブラリ等がダウンロードできていなかったため、追加でダウンロードが必要となったのですが、なぜかデジットさんのFREE Wifiに接続することができず、私のスマホからテザリングしながらダウンロードしました。案の上、スマホのデータ利用警告来ました(笑)。ここ数年、コロナであまり出歩かなかったので、2GBなんて久し振りにスマホで使ったわ。

 

Arduino IDEで書いたスケッチはたったこれだけ!これをM5Stackで実行すると、お見事!LEDが3,000msec間隔で点いたり消えたりしました。

 

いよいよ、最終動作確認です。今度はLEDじゃなくて、MSXのジョイパッドのAボタンを3,000msec間隔で連打するかを確かめます!しかしここで、私の忘れ物がその道を阻みます。そう、MSXのACアダプター忘れてきた事件です。

 

じゃあ、ACアダプターを現地調達するか、とネットを調べると、MX-101のACアダプターは6V、センターマイナス、と今となっては珍しい仕様であることが判明。お店の人にきいてもピッタリ合うACアダプターは売ってないということ…。

 

しかし、この作業スペース、安定化電源が置いてあるんです!ここでHUYEさんが「センターマイナス、6Vは安定化電源で作れるから、後はMSXと接続するコネクタ&ケーブルさえあればいける」と。この時残り時間が20分を切ろうとしていたくらいでギリギリだったのですが、MSXでも期待した動作であることが確認できました。

ノートPCにM5Stackのプログラム開発環境はない、もちろんプログラムもない(簡単なプログラムでしたが)、そして動作確認用のMSXのACアダプターがない、のないない尽くしから、ここまでたどり着けるなんて誰が予想したでしょうか…。

 

記念撮影をしてさっさと片付けを行い、お店の人に言われていた時間までにちゃんと撤収できました。素晴らしい。その後はHUYEさんとバーガーキングを食べに行って、今後の展開のための情報収集をノートPCで行い、HUYEさんをいきつけのスーパー(!)までクルマでお送りした後、私も帰宅しました。

 

ベーマガイベントには行けなかったけど、今日は個人的には大きな成果が得られたと思っています。HUYEさん、本当にありがとうございました!

 

と、いうことで今週のブログはここまで。また来週お会いしましょう~♪

 

そうそう、FANBOXもどうぞよろしく~。