危うく貴重な2DDディスクをゴミ箱に叩き込むところだった(笑) | 令和に始めるX68000

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ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

金曜日から土曜日にかけて、久し振りにTwitterで盛り上がっていました。話題は「MSX用に新品未開封の2DDディスク(2箱)をフォーマットしようとしたが、1枚も成功しなかった」というものです。

 

 

5/26時点で40万インプレッションと久々の賑わいですが、本当に40万人がフロッピーディスク(以降、FDと書きます)のフォーマットに興味があるのか?と…。ただ、ディスクの規格やフォーマットに関連するトラブルは、30年前の当時、よく我々ユーザーを悩ませてくれたので(ちゃんと説明書を読んで正しい知識を身に付ければそんなことはありませんw)、印象に残っている人が40万人いたのでしょうか…。

 

今回、MSX用に2DDのディスクが必要となったため、新品未開封のディスクを出してきてフォーマットすることになりました。以前、Windows11+ USB外付けFDD + RuMSXでフォーマットしたことがあったので、今回もそうしたのですが…。2箱20枚、全部フォーマットでエラーになってしまったんです。

 

一応実績ある方法だったのでメディアの問題(経年劣化)を疑ったのですが、原因はメディアではありませんでした。

きっかけはごりぽんさんの以下のリプでした。

 

 

ちなみにTakashi Kobayashiさんからもたくさんのフォーマット用のツールを教えていただきました。ありがとうございます。

 

たまたまインストール済みだったMSX Floppy Disk Managerでフォーマットしてみると…できた!なんで?!

その謎を解く手がかりを教えて下さったのが森虎彦さん、瑠璃さんの以下のリプです。ありがとうございます!

 

 

 

「そうか!俺が今回使っているのはアンフォーマットのディスクだ!」

 

アンフォーマット、つまり工場出荷時点ではフォーマットされていないディスクのことです。当時はMS-DOS用にフォーマット済みの新品FDがよく売られていましたが、今回使っているディスクはそうではありませんでした。

 

確かに「RuMSXがアンフォーマットのディスクに対応していない」という仮説が成り立つなら、発生した事象すべてを矛盾なく説明できます。実際、フォーマット済みのFDならRuMSXで問題なくフォーマットできるので、原因はRuMSXがアンフォーマットのディスクに対応していないからだと断定しました(公式サイトでは確認できなかった)。

 

ちなみに、MSX Floppy Disk Managerはアンフォーマットのディスクにも対応していました。もちろん、MSX実機でもフォーマットできました。と、いうことで、ディスクが経年劣化していたわけではありませんでした。さすがPanasonicさん!素晴らしい品質です!(ヨイショ!)

 

MSX実機を使わないで2DDディスクをフォーマットする一番簡単な方法は、Windows11でPowerShellからformatコマンドを叩くことでした。これはJI1PVVさん、kuran_kuranさんからアドバイスいただきました。ありがとうございます!

 

 

これなら2DDに対応したUSB外付けFDDさえ準備できれば現在最新のWindows OS環境でフォーマットできることになります。

 

いやー、2箱開けてダメだった時は全部のディスクをパッキーン割ってゴミ箱に叩き込もうかと思いましたが(落ち着けwww)、単に私がミスっていただけでした…。Panaさん、経年劣化を疑って大変失礼致しました…。実際、2DDのFDは2HDのFDに比べて入手性が悪いため、そのような過ちを犯さずに済んでよかったです(笑)。

 

まぁ、でも5インチの2Dディスクとかに比べれば、3.5インチのFD入手はまだマシか。ヤフオクにも出品されていますが、なかなかの値段になっていますね。何箱かストックはありますが、いつかはなくなってしまうと思います。PC-88とかで必要なんだけどな…。5インチのFD、再生産は難しいのかな?生産ラインとかどっかに残ってたりしない?(それはないw)

 

と、いうことで、今週のブログはここまで。また来週お会いしましょう~♪

 

そうそう、FANBOXもどうぞよろしく~。