MSX SOUND ENHANCER rev2をゲットしたぞ! | 令和に始めるX68000

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ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

私が30~40年前の当時、夢中になっていたマシンの1つ、MSX。X68000と同じく、今でも精力的に新しい同人ハードが製作されています。その1つがMSX SOUND ENHANCER rev2です。初代が発売された時はすぐ売り切れになってしまって買えなかったので、今回は即購入しました!

左がメインボード、右がサブボードです。私は完成品を購入しましたが、この後まだちょっと組み立てが必要となりますので、その様子などをご紹介しようと思います。

 

SOUND ENHANCERは、主に「MSXは機種ごとにFM音源とPSG音源のボリュームバランスが異なる」といった課題などを解決するためのサウンド機能の拡張カートリッジです。例えば、FM音源だけボリュームを絞る、なんてことができます。

他にも機能がありますが、私にはちゃんと理解できていないのでここでは割愛させてもらいます。

 

さて、組み立てですが、まずサブボードにダミーROMをはめるところからです。これはMSX-MUSICというMSXのFM音源の機能を搭載していない機種が、SOUND ENHANCERをFM PAC(FM音源のカートリッジのことです)と認識させるためのものです。

PhantomXみたいに位置を決めたらサクッと刺さるかな?と思っていたのですが、甘かった…。

 

ROMの足を内側にきれいに曲げてあげるなどしないと、なかなか刺さりませんでした。途中、足を曲げてしまったりしつつ、何度かやり直して…

 

なんとか刺さった!

 

SCC音源のカートリッジを持っていない私は、SCC音源内蔵のゲームカートリッジである名作グラディウス2を刺しました。

次にこのサブボードとメインボードを組み合わせます。

 

このピンヘッダで連結するわけですね…。

 

そして、メインボードとサブボードの間をスペーサーで固定します。これ、仮締めの状態なのでネジ山が浮いてますが、この後ちゃんと締めました。

 

さて、じゃあ鳴らしてみよう!と、サブボードへのパススルーを有効にした状態でMSXの愛機 HB-F1XD を起動!

そりゃそうか、と。パススルーしているので、MSXとしては単にゲームカートリッジが刺さった状態と何ら変わらない挙動です。やりたいことは、FM音源、PSG音源、SCC音源の3つをMSXに認識させ、音楽を鳴らすこと。実はこの後色々試行錯誤してやっと理解しているのですが、MSX界隈では有名な「後刺し」というワザを使って実現することになります。ただ、このワザは最悪MSXを壊してしまうので、自己責任で!となります。その点はSOUND ENHANCERの説明書にも書かれていました。

 

どういうワザかというと、今回のMSX-MUSIC非搭載機かつSOUND ENHANCERを使用する場合、まずFM PACとSOUND ENHANCERを電源OFF状態のMSXに刺します。

写真はMSXの電源ONの状態ですが、電源OFFの状態で2つのカートリッジを刺します。

 

次にパススルーを無効(つまりダミーROM有効)にして、サブボードのSCCカートリッジを回路的に切り離した状態にします。

 

そして、MSXの電源をONにして起動します。これで後刺しの準備完了。そぉーっと先ほどのスイッチでサブボードのパススルーを有効にします。通電状態でSCCカートリッジに回路を繋ぐという、ちょっとスリリング(笑)なワザ!

 

起動から一連の動きを観ていただくとこんな感じです!

 

 

SION II、ちゃんと遊んでないんだよね…。人気曲はどれなんだろう?

 

そんな感じでMSXで遊びつつ、創作活動は、というとアルゴー船グッズ、もとい、MZグッズのデザインのリファインを行っています。その様子はFANBOXでご紹介しています(支援者限定コンテンツではありますが)ので、そちらをご覧いただければ、と。応援プランへのご加入いただき、私の創作活動を応援いただけますと幸いです!

 

 

と、いうことで、今週のブログはここまで。また来週お会いしましょう~♪