不義富、不義貴は浮雲の如し  2024/03/05 | かずとのたびのブログ いい出会いと記憶 田舎爺の人生

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「画像はほとんど拝借です」
爺の故郷は山の裾 トンボも蝶チョも飛んでいた
過ぎ来し方を振り返り 明るく生きて参ります
孫の成長楽しみに いつか旅立つその日まで

子曰く、

 疏食を飯らい、水を飲み、肘を曲げて之を枕とす。

 楽しみ亦その中に在り。

 不義にして富み且つ貴きは、我に於いては浮雲の如し。

 

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これは書いてあるとおりのようですね。

 

美食ではなく粗食を食べ、酒ではなく水を飲み、

暖かい布団にくるまって寝るのではなく、肘枕で寝る。

人生の楽しみは、そういう生活の中に在る。

 

不当不正な方法で得た富や地位は、浮雲のように流れ去って行く。

 

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ところで、論語というのは孔子の言葉、教え、を記録したもののようですが、

どうも、女性目線のことは、出てこないような気がします。

まあ、私が浅学なだけかもしれませんが、当時は男性社会だったのでしょうか。

 

おまけですが、貴族社会(裏返せば奴隷制社会)では、貴族の出でなければ重用されず、

孔子が国家的な為政者になれなかったのは、孔子が下流出身だったのかも知れませんね。

 

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またおまけ、です。

たしか、大野晋さんが言われていたと思いますが、日本語の動詞か形容詞かに、

語尾にakアクをつけると名詞化するそうですね。

 

老いる(oiru)のuを取ってakをつけるとoirak=老いらく、となって、

老いらくの恋、年取ってからの恋、となるそうです。

 

で、子曰く、とは、孔子が言われたこと、となるようですが、それらしく読ませるため、

孔子が仰る(仰った)ことには、てな感じですかね。